『モンテ・クリスト伯』ディーンが演じる復讐鬼のモデルはヴァンパイア

ピュアで明るいキャラクターの暖が、復讐の鬼となる演技の幅にも注目

2018/04/17 07:00


ディーン・フジオカ,山本美月
(画像提供:(C)フジテレビ『モンテ・クリスト伯』

いよいよ19日夜10時にスタートするドラマモンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―』(フジテレビ系)。

復讐劇の決定版として名高い、アレクサンドル・デュマ・ペールの小説『モンテ・クリスト伯』が、現代を舞台にどう描かれるのかも注目される一方で、主演のディーン・フジオカがどんな“復讐鬼”となるのか――。

本作の制作陣に目を向けると、監督は『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』、『ガリレオ』、『刑事ゆがみ』などのヒット作を手掛けてきた西谷弘監督。『僕のヤバイ妻』、『ようこそ、わが家へ』、『ストロベリーナイト』といった、ザラリとした人間の複雑な内面を描くことに定評のある黒岩勉氏が、脚本を担当している。

本ドラマを担当するフジテレビ・太田大プロデューサーは、この豪華布陣のドラマ『モンテ・クリスト伯』の見どころをこうコメントしている。

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■イメージはヴァンパイア?

ディーン・フジオカ
(画像提供:(C)フジテレビ『モンテ・クリスト伯』

先日の会見で、演じているディーン・フジオカ自身が語っていたように「人を疑うことのない、明るいピュアな船員。漁師として、家族や仲間を大事にしているようなキャラクター」の主人公・柴門暖。

そんな人物が、復讐を決意した時、どう変わってしまうのか?

「主人公・柴門暖が“復讐鬼”になった際の役設定については、私も西谷監督もディーンさんも“ヴァンパイア”というイメージを持っていました。


人間らしさがあまりない存在、人間として生きる幸せを感じることなどをすでに捨てている人。復讐のみに向かっている心が殺されている人物像を考えた際に『ヴァンパイア』というイメージが浮かび上がり、それをもとに主人公像を膨らませていきました」



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■ディーンが見せる振り幅の広い演技

ディーン・フジオカ
(画像提供:(C)フジテレビ『モンテ・クリスト伯』

また、西谷監督の演出に加え、黒岩脚本との融合による心理描写を、主演のディーン・フジオカがどう演じ分けるのかも、気になるところ。

「復讐鬼としての暖は、いつもの気品ある格好よさのディーンさんに加えて、とにかく“薄ら恐ろしい”ディーンさんを感じていただけると思います。笑顔でも目が笑っていない。貴公子的な笑みの奥に潜む絶対零度の冷たさを持った不気味な笑いを披露していただきたいと思っています。


冒頭で“心から沸き立つ笑顔”を持っている純朴な主人公のディーンさんと、復讐鬼として舞い戻ったディーンさんの対比は、ものすごくショッキングなものになると思います。今回はあらゆるビジュアルのディーンさんをお見せできると思います」


ちなみに“心から沸き立つ笑顔”のシーンでは、ミュージカルの要素も盛り込まれる。

復讐劇ということで、ネガティブでダークな場面が多く展開されるが、その前に繰り広げられる明るさに満ちたシーンは、強いギャップを印象付ける効果もありそう。


ピュアな船員が、人生で最も幸せな時に多くを奪われ、心を失って復讐鬼となり、自らを陥れた人物たちに仕掛ける「華麗なる復讐」は、緻密でありながら大胆。その鬼気迫る恐ろしさ故に、ディーン・フジオカ演じる暖の美しさは、さらに高まるはず。

鮮やかな復讐劇と、ヴァンパイアのように硬質な美しさを放つであろう、ディーン・フジオカの演技に目が離せなくなりそうだ。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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