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なぜ日本は自殺者が多いのか 元アイドルが友人を亡くした体験談

3人に1人は「本気で自殺を考えたことがある」とのデータも。

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(Highwaystarz-Photography/iStock/Thinkstock)

こんにちは、元アイドルでコラムニストの小川満鈴(おがわみな)です。

「自殺大国」といわれる日本ですが、自殺の件数はあくまでも国の発表であって、その数え方の中には不審死や行方不明などが含まれていません。

そのため、自ら死を選んでしまった人の数は現在発表されている年間約3万人を大きく上回るとも言われています。ではどうして死を選んでしまう人がいるのでしょうか?

 

■筆者が友人を亡くした経験

今から7年前、私は小学校からの知人を亡くしました。自殺でした。すごく真面目な男の子で、学校でも頑張り屋として有名でした。

20代前半というやや早めの結婚をして仕事も頑張っていましたが、外からみていると「ちょっと頑張りすぎじゃない…」という印象もあって、久しぶりに会うとなんだか痩せたというよりもやつれてしまっているようにも感じていました。

半年に一度くらいのペースでみんなで会っていたのですが、その会に来なくなり、奥様から入院していることをお聞きしました。自ら命を絶ってしまったのは、それから半年後。

本当に真面目な人で、「自分が家族を支えないと!」という思いが強迫観念になってしまったようだと奥様から後にお伺いしました。

 

■仕事とお金の問題が大きい

日本人は本当に真面目な民族ですが、自殺という視点から考えると、そこが問題と感じます。

芸能活動をしていた頃、ロケでいろいろな国に行きましたが、少なくない数の男性が昼間からその辺でゴロゴロしている国もありました。

そういった国の人たちが東京や大阪の満員電車の様子を見たら、まさか通勤で毎日あの状態だと説明してもなかなか理解できないでしょう。

犬や猫を飼ったことがある人ならご存知でしょうが、彼らは気がつくといつも丸くなって寝ています。そうした生き物本来の怠けたい本能と、日本人の「きっちり完璧主義」は、時おりズレが出てしまうのかもしれません。

 

■遊びも仕事のような現代

カツカツの毎日から逃げたいとき、趣味や恋愛などに時間を割こうとする人もいるでしょう。しかし、現代の日本は遊びでさえ飽和状態でカツカツなのが現状。

仕事のストレスを「何か新しい趣味で発散しよう!」と思い立っても、その趣味にお金や手間がかかったりと余計にストレスを溜め込むことにもなりかねません。

貴重な休日なのに、「何をしよう?」が「何かしなきゃ!」に変わり、気がつけば1日ゴロゴロ過ごしてしまったという経験はきっと誰にでもあるのではないでしょうか?

そんな自分に対して「もったいないことをした!」とまるで仕事をサボってしまったかのように感じて、さらにストレスが積み重なってしまっては逆効果です。

 

■自殺を考えたことがある人の割合は?

しらべぇ編集部が全国20代~60代の男女1,332名を対象に調査した結果、本気で自殺を考えたことがある人の割合は全体のおよそ3割。30代女性では4割を超えています。

一つ最後に言いたいのは、自殺というのは「人間だけに可能な行為」であり、だからこそ「それをしない」ということも人間はできるんだよ、ということです。

・合わせて読みたい→人はどんな時に「遺書」を書く?60代男性から不思議な回答も

(文/しらべぇ編集部・小川 満鈴(おがわん)

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2017年3月24日~2017年3月26日
対象:全国20代~60代の男女1,332名(有効回答数)

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