なぜ名古屋に「ラッコ」? 巨大すぎるゆるキャラ『なごラッコ』が出現
首から下は「海老天風のウェットスーツを着ている」という設定だ。
名古屋といえば、名古屋城かナゴヤドーム。SKE48にあんかけスパなど「名古屋めし」も人気だが、謎に満ちた新キャラクターが登場した。
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■名古屋+ラッコ?
28日からのゴールデンウィーク期間中、名古屋市の中でも再開発が進むささしまライブ駅付近や中川運河、名古屋港の湾岸エリアに出没するのは、ラッコと海老天が合体したかのようなキャラクターの巨大バルーン。
『なごラッコ』と名づけられた、名古屋の水辺エリアの新・ご当地キャラだという。しかしラッコは北海道など北の海に棲む動物で、名古屋とは縁もゆかりもなさそうだが…
このプロジェクトを主催する『Nagoya B-side』のサイトを見てみると、
大好きな貝を探して海を漂っているうちに、愛知県の海までやってきて、名古屋港の魅力にすっかりハマってしまったなごラッコ。仲良くなった天ぷら屋のおじさんに「海老天風のウェットスーツ」をつくってもらい、いつも愛用している。
とのこと。首から下は、「海老天風デザインのウェットスーツ」だったのだ。
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■名古屋の「新しい側面」をアピール
横浜や神戸、函館などと異なり、名古屋市に「港町」のイメージを持つ人は少ないはず。しかし、面積や荷物の取扱量、金額などにおいて、じつは名古屋が日本最大の貿易港なのだ。
また、昨年4月には金城埠頭に『レゴランド・ジャパン』や商業施設『メイカーズピア』がオープンし、ベイエリア/ウォーターフロントとして再開発も進む。
しらべぇ取材班がプロジェクト関係者に話を聞いたところ…
「名古屋港→なごやこう→なごやっこう→なごやっこ→なごラッコ…あ、ラッコだ! ということで、名古屋+水辺を象徴する動物として、ラッコを選びました。
『B-side』はベイサイドからの造語ですが、名古屋城や栄など、これまでの名古屋とは違う『新しい面』という意味も込めているので、あえて名古屋や愛知県とはまったく関係ない動物にしています。
でも、やっぱりひと目でわかる名古屋らしさもほしいので、海老天ウェットスーツを着せました」
といった成り立ちで生まれたようだ。
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■GW期間中は水辺に出没
今回制作されたなごラッコバルーンは、全長10メートル、高さ約6メートル。28日から5月6日までの休日・祝日に、ささしまライブ駅付近や名古屋港水族館近くなど5ヶ所に出没する予定だ。
新たなインスタ映えスポットとして、注目を集めるかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・盛山 盛夫)