病気で医者から酒を止められても無視 「家族が不安に」と心配の声も
どんなに言われても、酒を止めない破天荒者たち。
お酒を飲むのは楽しいが、飲み過ぎは体に悪いもの。ましてや病気になれば、医師から止められるのは当然だ。しかし中にはそんな忠告を無視して、飲み続ける人もいる。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代のお酒が好きな男女557名を対象に調査を行なった。「病気で医者から酒を止めるように言われても、従わないと思う」と答えた人は、31.8%。病気でも酒を断てないなんて、かなりの破天荒っぷりだ。
■病気でも止められないのはアルコール依存症か
性年代別で見ると、女性はすべての年代で医者の言いつけを守る人が多い。
命を削ってまで、酒を飲むのはおかしいとの意見が多い。
「お酒が飲めないのはつらいけど、死にたくはない。命がけでお酒を飲んでも、楽しくないと思うし」(40代・女性)
病気でも酒を止められないのは、アルコール依存症ではないかとの声も。
「命に関わるのにお酒を止められないのは、すでにアルコール依存症になっている。そちらの治療も、必要なのでは?」(30代・女性)
関連記事:アルコール依存症の男が父親を半殺しで逃走 親族は「舞い戻る前に捕まえて」
■好きなことをして死にたい
一方で男性では、40代以上で医者の注意を無視する人が増える。
「好きなことを我慢してまで生きるのは、精神的な苦痛しかない。どうせ命が短いのであれば、好きなことやって死んでいくほうが幸せな気がする」(40代・男性)
そんなことを言っていても、実際に医者から指導があれば、あっさり止めてしまう人も多いようだ。
「うちの父は毎晩のように飲むほどの酒好きで、『なにがあっても酒は止めない』と宣言していた。ただ、肝臓がんを告知されたときには、おとなしく止めていて驚いた。いざそんな状況になって、やっぱり怖くなったんだと思う」(30代・女性)
関連記事:『ゴゴスマ』でアルコール依存症の原因について解説 「誤解してた…」の声も
■家族は気が気でない
本人は好きな酒を飲んで満足かもしれないが、家族はたまったものではない。
「がんを告知されている知り合いの人が、毎晩のように飲んでいて心配になる。僕は遠い立場だから、『好きにやりたいんだろうな』との気持ちも少しは理解できる。
ただ、これが家族だったら絶対に止める。あえて悪化することなんてしないで、1日でも長く生きて欲しいから。その人の家族はめちゃくちゃ心配していると思うと、複雑な思いになる」(30代・男性)
本人の意思を尊重するべきなのか、悩ましいところであろう。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代のお酒が好きな男女557名 (有効回答数)