GWに家族で観る…と後悔するヤバすぎ「韓国サスペンス映画」4選

「金的潰し」など残虐描写の数々に、予想を裏切るストーリーが魅力の韓国サスペンス映画。

2018/05/04 07:00

ゴールデンウィーク(GW)を迎え、つかの間の休みを満喫している人も多いだろう。それにあわせ、ネットメディア各社が「GWに家族で観たい映画」「GWに恋人と観たいラブコメ5選」的な記事を配信していることと思うが、皆がハートウォーミングな映画を観たい人ばかりではないはず。

そんな人にオススメしたいのが韓国のサスペンス、ノワール系の映画。韓国の映像作品と言えば『冬のソナタ』に見られるベタで過度にロマンチックなラブストーリーを思い出す人も多いかもしれないが、じつは映画においてはサスペンス作品のクオリティが非常に高いのだ。

ということでこの記事では家族での鑑賞やおうちデートには正直あまり向かない、骨太でバイオレンスなサスペンション作品を厳選して4つばかり紹介したい。



 

■『オールド・ボーイ』

オールド・ボーイ
(画像出典:Amazon

主人公の平凡なサラリーマン、オ・デス(チェ・ミンシク)は何者かに誘拐、狭い部屋の中に監禁されてしまう。自分がどこにいるのか、そして誰の仕業かわからぬまま、時が過ぎること15年。

突然解放された主人公は犯人への恨みを胸に、復讐しようと行動をしようとする中、日本料理店で19歳の女・ミドと出会う。店で倒れてしまったデスは、ミドの部屋で介抱されることになる。

そしてストーリーが進んでいく中で、犯人・ウジンがデスを監禁し、解放した理由を知ることになるのだが…

本作において、じつは「監禁」は最大の復讐ではない。むしろ、15年という年月をデスに1人で過ごさせることによって起こる「あること」が主たる目的なのだ。

家族で観るのにもっとも適した映画が『ホーム・アローン』なら、この『オールド・ボーイ』はその逆。思春期の娘がいるお父さんは、絶対に一緒に観てはいけない。


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■『母なる証明』

推理要素を含んだ作品に用いられる形容詞に「予想を裏切られる」というものがある。それは多くの場合、「犯人が予想と違った」「トリックが違った」ということなのだが、『母なる証明』に関しては自分が知らず知らずのうちに信じていた価値観が裏切られる衝撃を受けることになる。

本作の主人公はヘジャ(キム・ヘジャ)。早くに夫を亡くして以来、一人息子のトジュン(ウォンビン)と暮らしている女性だ。トジュンには知的障害があるのだが、ある日、街で殺人事件が起こり、その事件の第一容疑者になってしまう。

事件の解決を急ぐ警察がトジュンを犯人と決めつけ、無能な弁護人も頼りにならない中、ヘジャは真犯人を捜し出し、息子の無実を証明しようと奔走していくのだが、観ていくうちに物語は一転二転そして三転。視聴者が予想していなかった方向に進みながら、周到に敷かれた伏線が回収されていく。

GWはもちろんのこと、「母の日」に観ても色々複雑な気持ちになるのでオススメはしない。

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■『チェイサー』
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