カラオケで歌うのが苦手な人 「遠慮じゃないから、空気読んでほしい」
聴くのは好きだし、ノリも嫌いじゃないけど…
飲み会の二次会やみんなで集まった時など、カラオケで歌う機会は意外と少なくない。
歌うことが好きだったり、得意だったりすれば楽しいが、苦手な人は「聴くのはいいけど、自分が歌うのはちょっと…」となりがち。。
しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,354名を対象に「上手く歌える」か、意識調査を実施した。
■意外と苦手な人が
全体では「ひどい」21.2%と「まあまあひどい」24.7%で「歌に自信がない」と思っている人は45.9%。「まあまあ大丈夫」36.4%と「大丈夫」17.7%で「歌は苦手じゃない」と答えた人は54.1%で、苦手ではない人が上回った。
しかし、男女別では
「ひどい」「まあまあひどい」の「歌に自信がない」割合が、男性47.7%に対し、女性は44.2%で男性が上回った。
性別・年代別で見てみると、
最も高いのは20代男性の55.6%。
「最近の若い人は、平均して歌が上手い人が増えた」という声もよく聞くが、半数以上の20代男性が苦手にしているもよう。
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■遠慮してないから
実際に「歌うのが苦手」という人に、話を聞いた。
「とにかく音痴で、学校の合唱コンクールとか、ほぼ口パクで乗り切ってきたほど、歌が苦手です。
でも、友達にも職場にもカラオケ好きがいて、二次会はカラオケになる率が高いんですよ。場の雰囲気は嫌いじゃないから、それなりに楽しいけど、『何か歌いなよ』ってなるのだけは、ちょっと困りますね。
下手でもノリだけでどうにかなるような、短い曲をいくつかレパートリーにして、なんとか乗り切っていますけど、歌わないのは遠慮しているんじゃないので、そこは空気読んでほしい」(20代・男性)
「聴くのは嫌いじゃないのですが、自分が歌うのはあんまり…。ただ最近は、“どうせみんな、聴いてないな”って割り切って、場の空気が悪くならないように、1曲くらいは歌いようにしています。1人だけ歌わないと、雰囲気悪くなることもあるし。
大体『カラオケに行こう』って言いだす人が、歌いたい人だから、別に苦手な私がそんなに何曲も歌わなくてもどうにかなるし。そう思うようになってから、気軽に誘いにつき合えるようになりましたね」(30代・女性)
カラオケで歌わなくても、楽しく過ごしたいと思っている「歌うのは苦手」な人もいる。
一緒に行った人の中で歌わない人がいたら、楽しんでいるかは気にかけつつ、無理強いしないほうが、ありがたがられそうだ。
(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1354名(有効回答数)