謝ったら負けと思っている人 vs 悪くなくてもとりあえず謝る人

素直に、ごめんなさいしたほうがいいのか…

2018/05/05 05:00

(AH86/iStock/Thinkstock)

トラブルが起きたときに素直に謝罪する人もいれば、絶対に自分の非を認めない人もいる。謝罪の判断を誤れば、社会的信用を失いかねない。

しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,361名に「謝罪について」の調査を実施。

「謝ったら負けだと思うほうだ」と答えた人は、全体で20.4%。割合は少ないが、絶対に謝らない人が一定数いるようだ。



 

■高収入が謝罪に慎重

年収別で見ると、1,000万円以上が高い割合になっている。

謝ったら負け収入別グラフ

ビジネス上の交渉で、「簡単に謝ると損をする」と学んだのかもしれない。

「こちらが悪い場合なら、素直に謝ったほうがいい。でも先方の勘違いやクレームなどは毅然とした態度でいないと、足元を見る人も多いから」(40代・男性)


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■すぐに謝る人たち

一方で、すぐに謝ってしまう人が、日本にはまだまだ多い。

「面倒なことになるのが嫌なので、自分が悪いと思っていなくても謝ってしまう。ことが収まるなら、それでいいと思っている。


プライドが邪魔して『ごめんなさい』ができない人のほうが、よっぽど損をしている気がするけど…」(30代・女性)


夫婦間には、周囲には理解できない常識がある。

「妻が怒ると、機嫌を取り戻すのが大変。しかも基本的には僕が悪いって感じでなく、彼女の思い通りにならなかったって場合がほとんど。


それでもこっちが謝ったほうが、さらなる悪化を防げるから。周囲には『情けない』とか言われるけど…」(30代・男性)


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■SNSでの謝罪

SNSの普及により、炎上から謝罪するパターンが毎日のように発生している。中には、「本当にその人が悪いのか?」と思える内容も多い。

「ネットでの何気ない発言で、炎上しているのを見ると怖くなる。中には事実を書いただけなのに、声の大きい人たちに『気にいらない』との理由から集中砲火されてるケースも。


そうなると謝るしかなくなるから、かわいそうだなと思う」(30代・女性)


どんなに窮地に追い込まれても、絶対に謝らない人もいる。

「確実な失言なのに、その場しのぎの言い訳ばかりして、絶対に謝らない人がいる。最初に謝っていればこれほど大きくならなかったのに、自分で傷口を広げているのが滑稽な感じ」(40代・男性)


状況を見ながら適切な謝罪をするスキルが、今後はさらに求められそうだ。

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(文/しらべぇ編集部・ニャック

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2018年3月23日~2018年3月27日
対象:全国20代~60代の男女1,361名 (有効回答数)

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SNS調査炎上謝罪
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