香水やオードトワレ「体臭が気になるから、つけてないと落ち着かない」人も
汗や体臭が気になり始める季節。臭いを消すだけでなく、香りを楽しむ
気温が高くなってくると気になる汗や体臭。
一般的に日本人はデオドラントにも、無臭や消臭を重視する傾向があるが、女性だけでなく昨今は男性でも香りのおしゃれを楽しむ人が増えている。
しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,336名を対象に「香水やオードトワレを使う」か、調査を実施した。
画像をもっと見る■高年収者は比較的高め
「香水やオードトワレを使う」と回答したのは、全体で20.5%とまだまだ少数派。
性別・年代別では
20代女子が29.9%と最も高いが、それでも3割をわずかに切る。
一方で、20代30代50代男性は、40代60代女性よりも「香水やオードトワレを使う」と回答するなど、性別だけではない意識差もありそう。
ちなみに「香水やオードトワレを使う」人の年収別データを見てみると…
多少の前後はあるが、年収に比例して使用率が上がる傾向がみられる。
メーカーやブランドによって価格帯に幅はあるが、清潔に保つだけでなく、香りを身につけるというのは、意識的には贅沢な領域なのだろうか。
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■つけていないと、落ち着かない
実際に「毎日、香水やオードトワレを使う」という人に、話を聞いた。
「香りって気分に大きく影響する部分があると思うし、いい匂いがするだけで心が穏やかになります。柔軟剤やシャンプーの香りもいいけど、お気に入りの香水をその日の気分で選ぶのは、楽しいですよ。
服装や髪形、メイクを変えるのも気分が変わりますが、香りはもっと手軽に変えられるし、アトマイザーを何種類かポーチに入れて、1日のうちに何度か変えるときもあります。
ただ、人によっては苦手な香りがある人もいるし、食事の席などでは繊細な風味の邪魔になることも…。元々軽やかな香りが好きなのですが、それでもつけすぎないように注意しています」(20代・女性)
「かなり体臭が気になるほうで、制汗剤や消臭系のスプレーもした上で、男性用の香水を使っています。むしろ使っていないと、自分の匂いが気になるんですよ。ちょっと神経質かもしれないけど、とにかく素の自分の匂いのままだと落ち着かないというか…。
よく女性が『すっぴんじゃ、外を歩けない』とか、『最低限、眉は描かないとムリ』とか、そういうこと言うじゃないですか。あの感覚とたぶん一緒で、何か香りをつけていないと、出歩けない感覚。
ただ男性で香水を使っていると、かなりおしゃれなイメージがあるみたいで、服装はそれほどこだわってないんですけど、おしゃれ認定されることが多いので、そういう点ではちょっと得しているかな」(30代・男性)
体臭の傾向に違いはあるものの、欧米を中心に海外では香りを身につける習慣は多い。女性に比べて、男性が香水やオードトワレを使う人が少ない日本では、香りだけでおしゃれと思われるケースはありそう。
強いものは好まれないが、性別を問わず香りを身につけてみると、意外とメリットあるかも。
(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1,336名(有効回答数)