『銀河鉄道999』実写化、ツッコミどころが多すぎる 「なぜ生放送?」

松本零士原作のマンガ『銀河鉄道999』が実写ドラマ化される。

銀河鉄道999
(画像は『銀河鉄道999 Galaxy Live Drama』公式サイトのスクリーンショット)

スカパー!は15日、松本零士原作によるマンガ『銀河鉄道999』の実写ドラマ化を発表した。1977年に連載が開始された同作の40周年記念企画の一環として実現したもので、実写化は初。

キャストにはメーテル役の栗山千明、星野鉄郎役の前田旺志郎(まえだまえだ)を始め、凰稀かなめ、染谷俊之、橋本じゅん、宇梶剛士らが名を連ねる。番組は6月18日にBSスカパー!にて生放送される。

 

■なぜ生放送……?

1950年代、テレビ黎明期には実用的な録画技術が存在しなかったため、テレビドラマは生放送が当たり前だった。

しかし、1958年にラジオ東京テレビ(現TBS)が『私は貝になりたい』で録画放送を導入したことを皮切りに、ドラマは収録での制作が主流になっていった。

現在では映画のようなカット割りやシークエンスの多用がごく普通に行われており、こういった演出は生放送では不可能とまでは言わずとも、かなり困難であると言っていい。

そうした中で、なぜ生放送なのか。ファンからは疑問が殺到している。

 

■なぜ『999』を選んだのか

実を言うと、ドラマの生放送は近年でも折に触れて実験的に行われている。代表的なものが1996年の『ロングバケーション』(フジテレビ系)で、最終回のワンシーンをロンドンから衛星中継し高視聴率を記録した。

2016年には『THE LAST COP/ラストコップ』(日本テレビ/Hulu)で最終話の一部を生放送し、視聴者投票によって結末を決めるという斬新な試みも行われている。

ただし、前述の2例はラブストーリーと刑事ドラマ。世界観としては現実的なものと言えるが、『999』は完全なるSF作品だ。舞台は宇宙を駆ける汽車で、「停車駅」と呼ばれる星には奇想天外な風景やキャラクターも多数登場する。

普通に考えれば、CGや特撮を駆使して作り込んだ映像で勝負するべき作品だろう。今の時代にわざわざ生放送という手法を使って、『999』の世界に何を期待すればいいのか、瞬時には想像がつかないというのが正直なところだ。

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■メーテル=栗山千明には好意的な声も

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