説教するほうもストレス? ドMな部下に「勘弁してくれ」の中間管理職

説教されるのもうんざりだが、するほうもうんざり…

2018/05/16 06:30

(Milatas/iStock/Thinkstock)

後輩がなかなか仕事を憶えない、部下が失敗をした、子供がイタズラを止めない…などで、思わず出てしまう説教。

しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,349名を対象に「説教をする」頻度について、意識調査を実施した。

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■意外と少なめ?

全体では「よくする」3.1%、「まあまあする」9.7%、「たまにする」22.5%で「説教をするほうだ」という人は35.4%で、3人に1人強。

一方、「あまりしない」31.0%と「ほとんどしない」33.7%で、「それほど説教しない」派は64.6%という結果に。

男女別では

「よくする」「まあまあする」「たまにする」と回答した「説教をするほうだ」の割合は、男性が36.4%に対し、女性は34.4%と僅かながら男性が高い。

職場などで責任ある立場になると増える傾向があるのか、年収別データを見てみると

「700万~1000万円未満」が突出している。

年収レンジとしては平均よりも高めだが、中間管理職の範囲の人も少なくないと思われ、部下の指導やチームの目標達成のために、説教をする機会が多いのかも。

また、「300万円未満」が少ないのは、まだ「説教するより、されるほう」というケースも。


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■ドMな部下に辟易も

実際に「よく説教をする」という人に、話を聞いた。

「小学生の息子が言うことを聞かないし、集中力がないから忘れ物や学校でも注意されることが多いようで、年中説教をしていますねぇ。


近頃はよく『褒めて伸ばす』というので、そういうのも試したんですけど、全然ダメで…息子本人からも『なんか嘘っぽいの混じってて、ヘン』って。お前は、怒られたいのか!? って感じですよ。(笑)


説教せずにいたいけど、最近は“こんなコミュニケーションの仕方も、今だけか”とあきらめ気味のところもあるし、何よりもちゃんとした人になってほしいので、この状況は続きそうですね」(30代・女性)


「管理職なので、新人や若手社員など、考え方を理解させるために説教めいたことを言うのは、どうしても多いですよね。ただ、キャリアや年齢をある程度重ねていると、できるできないは別にしても、やるべきことや求められていることは、わかっています。ただ最近、別の営業所から異動で来た中堅スタッフで、おかしいタイプがいて…。


普通それくらいの人間だと立場もあるので、こちらも人前で叱ったりはしないのですが、元の上司の話だと『人前で怒らないと、治らないのか、直さないのか…』と。


半信半疑だったのですが、個別に伝えても同じミスが続いたので、試しに周囲に人がいる状態で説教したら、繰り返さなくなりました。『ドMなんだな…』と割り切るしかないと考えているんですが、説教自体するのはうんざりだし、人前でするなんて本当にストレスなんで“勘弁してくれ”と思っています」(30代・男性)


「ストレス発散や八つ当たりで、説教している」と思われるが、実際には説教する側がストレスを感じているケースもあるようだ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2017年8月25日~2017年8月28日
対象:全国20代~60代の男女1349名(有効回答数)

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