お金はいくら持っていても困らない? 専業主婦と学生に温度差の理由
みんな、お金が大好きなのに…
お金がなければ、生活さえままならなくなる。しかし、それほど大切なお金なのに、「大好き」とはっきりと言うと「がめつい」と思われるから不思議な話である。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,361名に「お金について」の調査を実施。
その結果、じつに79.1%もの人が「お金はいくら持っていても困ることはないと思う」と答えたのだ。多数の人が、じつはお金が好きなのである。
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■若い男性は金欲がない
20代男性が唯一、半数を下回っている。
若い男性は、お金を欲していないのだろうか。
「お金にそれほど、執着がない。それなりに暮らしていける収入があれば、生きていけるから。贅沢とかにも興味がないので…」(20代・男性)
同じ20代でも、女性はお金が欲しいと思っている。
「贅沢をしたいわけではないけど、お金があると将来の不安も少しは解消されると思う。貯金がないまま暮らすなんて、不安定すぎるし」(20代・女性)
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■専業主婦(夫)と学生でお金に対する意識の違い
専業主婦(夫)と学生を比べると、約30ポイントもの差があると判明。
両者は、置かれている立場が大きく異なるのだ。
「財布の管理は、すべて私が行なっている。緊急事態で出費があると、家計が苦しくなるときもしばしば。そんな状況を経験すると、お金の大切さは嫌でも実感する」(30代・女性)
一方で学生は、財政面で親に支えてもらっている人が多いだろう。そのような状況では、お金の重要性がそこまで見いだせないのかも。
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■好きなことで食べていく
お金を稼ぐ一番の方法は、労働である。しかし、仕事が好きではなく、ストレスをためる人も多い。
「今の仕事はつらいことが多いので、ストレスが大きくのしかかる。でも生きていくためにはお金が必要なので、仕方なく働いている感じ」(30代・女性)
嫌な気持ちを抱いたまま働いている人がいる一方で、好きなことで食べている人も一部にはいる。
「好きなことに打ち込んでいる人のほうが、結果的に稼いている気がする。熱中しているうちにスキルアップするのだから、そんな人は本当に強いと思う」(30代・男性)
せっかくであれば、心穏やかに好きなことをしながら、お金の心配がいらない生活がしたいものである。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,357名 (有効回答数)