失敗を引きずるタイプ「負のスパイラル」や「フラッシュバックする」人も

ミスや失敗は誰にでもあるが、切り替えが早い人は意外と少ない

2018/05/19 20:00


(miya227/iStock/Thinkstock)

誰でも「失敗した!」と思うことはある。しかし、その後にサッと切り替えられる人もいれば、失敗を引きずってしまうタイプも。

しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,354名を対象に「失敗を引きずる」頻度について、意識調査を実施した。

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■割とみんな引きずりがち

全体では「よくする」16.6%、「まあまあする」22.2%、「たまにする」27.5%で「失敗を引きずりがち」な人はかなり多めの66.3%で、ほぼ3人のうち2人は「やっちまった…」という気持ちが後々まで響くもよう。

一方、「あまりしない」17.4%と「ほとんどしない」16.3%で、「それほど引きずらない」派は33.7%という結果に。

男女別では

「よくする」「まあまあする」「たまにする」と回答した「失敗を引きずりがち」の割合は、男性が62.9%に対し、女性は69.8%と女性が7ポイントほど高め。

さらに性別・年代別データを見てみると、

60代は男女共に6割を切るが、ほとんどの年代が男女共に高めで、20代~40代の女性は7割を超える高水準だ。


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■失敗が失敗を生む負のスパイラルに

実際に「失敗を引きずりがち」という人に、話を聞いた。

「元々ネガティブな性格というのもあって、何か一つ失敗すると、かなりしつこく引きずってしまいます。そうなると気持ちが散漫になるのか、ミスを起こしがちになり、完全な負のスパイラルに突入。


そういうのを防ぐためにも『ちゃんと切り替えなきゃ!』って、頭で考えはするんですが、なかなかできなくて…スパッと切り替えられる人に、なりたいです」(20代・男性)


「失敗して『やっちゃった!』って思った直後は、リカバリーするために一旦は切り替えて行動できるので、周囲からは失敗を引きずるタイプには思われていません。


だけど実際は、少し落ち着いた頃に『やっちゃった!』の瞬間の感情が、ものすごい勢いで甦って、内心“うわぁ~”って気持ちでいっぱいになります。これも表には出さないから、気づかれることはないのですが、それを何度も繰り返している状態。


そこまで大したことなかったな…と、本当に切り替えられるまで、普通に一週間くらいかかるのはザラだし、酷い時は一か月くらいかかることもあります。もっと短期間で消化したいけど、ダメですね」(30代・女性)


気持ちの切り替えは、頭で考えてもなかなか上手くできないものだけに、負のスパイラルに陥る人は少なくない。また、その場を乗り切れても、後から失敗した瞬間の感情がフラッシュバックして引きずってしまうのも、かなりつらいものが…。

しかし、失敗した経験が、次の成功に繋がることもある。そうしたポジティブ要素に転換できる日が来ると信じて、乗り越えていくしかなさそうだ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2017年9月29日~2017年10月2日
対象:全国20代~60代の男女1354名(有効回答数)
ネガティブ失敗ミス調査
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