草花にも命はあるの? 肉食批判者によく問われる質問に人々は…

心を込めて育てれば、すくすくと成長するが…

2018/05/29 11:00

(DragonImages/iStock/Thinkstock)

肉だけでなく、たまごや牛乳など、動物性食品を食べないヴィーガン。

完全菜食主義者と呼ばれる彼らは、ウールなどの動物製品も使用せず生活する徹底ぶり。健康のためではなく「動物を摂取しない」という思想の上に成り立っているのだ。

しかし肉食を批判する意見に対して、「植物の命は?」と問う人も多い。



 

■若い男性は草花への興味が低いので…

しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,361名に「植物について」の調査を実施。「草木にも命があるほうだと思う」と答えた人は、全体で65.9%と高い割合になった。

また性年代別では、すべての年代で男性よりも女性のほうが多くなっている。

草花にも命性年代別グラフ

中でも20代男性では、4割を切っているのが印象的だ。草花に興味があるかどうかで、意見が分かれるのだろう。

「彼女に誘われて植物園に行ったことがあるけど、花を見てもなにが楽しいのかわからなくて…」(20代・男性)


しかし、男性も年齢を重ねていくうちに、草花に命があると考える人が増える。高齢者の趣味として盆栽がよく上がることを考えると、加齢と共に植物に興味を持つようになる人が多いのだろう。

「うちの父は定年してから、ガーデニングが趣味に。それまで花なんて興味も示さなかったのに、年を取ると落ち着いたものに関心を持つようになるのかも」(40代・女性)


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■生きる定義が違うだけ

生物と植物の一番の共通点は、「育つ」ことである。

「時間の経過と共に大きく育っていき、だんだんと枯れていく様は生物も植物も同じようなものだと思う。


『生きている』の定義が生物に当てはまらないだけであって、それは人間が決めたことに過ぎないと思うんだけど」(30代・男性)


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■勝手にやるのはいいけど…

ヴィーガンのような徹底した思想を持つ人たちには、批判的な声もある。

「自分が好きで肉を食べないのは、勝手にやればいいと思う。ただそれが肉を食べる人への批判や、食べないことの強要などになると、一気に面倒な存在になってしまう」(40代・男性)


そして最終的には、植物の命について問われるように。

「極端に肉食を批判する人に対しては、絶対に『植物の命は?』って意見が出るだけ。そう考えると、人々はなにも食べられなくなってしまう」(30代・男性)


どんな食べ物にも感謝の気持ちを持って、食したいものである。

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(文/しらべぇ編集部・ニャック

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2018年3月23日~2018年3月27日
対象:全国20代~60代の男女1,361名(有効回答数)

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