「平服」なのに普段着じゃないのはなぜ? 投稿に共感と冷静な指摘
なにかと曖昧な日本語。「はっきり言えばいいのに」と思う人も少なくないよう。
「今度飲みましょう」「行けたら行く」「誰にも言わないから」…これらの言葉を聞いて、文字通りに「あ、この人は自分と飲みたいんだ」と受け取る人はあまりいないだろう。
このように日本語には「言外の意」というものがあり、大人になるにつれ我々はそれらを巧みに使用。できない人は「空気が読めない」「コミュ障」などと言われがちだ。そんななか、「はてな匿名ダイアリー」のエントリーが注目を集めている。
■言外の意を聞き手に汲み取らせるな
冠婚葬祭の招待状で見かける「平服でお越しください」という言葉に怒り心頭の様子の投稿者。平服というのは「ふだん着ている衣服」って意味のはずであり、「スーツで買い物に行ったり散歩に出かけたりする」のかと疑問を抱いているよう。
このような問いに対してマジレスする場合は、「そういうのは礼装じゃなくてもいいって意味で、つまり改まった場所でも恥ずかしくない服を着るもんだよ」などと言うものだが、投稿者もそれは認識しているようで、「じゃあそう言えばいいじゃないですか」と続ける。
そして「面接は私服でかまいません」という言い方についても、「『オフィスカジュアル』を要求しているんですよね、あなた方は」と抗議。Yシャツにスラックスで休日を過ごしているのかと問うた上で、「なぜ言外の意を聞き手にくみ取らせる」のかと訴えたのだった。
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■「紛らわしいよね」と共感相次ぐ
この投稿に、他のネットユーザーからは共感の声が相次ぐことに。
・いや、平服がなにを表すかはもはやどうでもよくて、紛らわしい表現やめて「スーツで来い」って言えばいいよね
・私服でお越しください、は会社によっては本当に私服だったり「なんだよこいつスーツで来ねぇのかよ」だったり統一されてないので本当に困る。デザイン系とか広告代理店とか特に
・確かにもう平服指定=スーツって感じだけど、なんかみんなわけわかんなくなってて、クールビズでいらしてください、とかあるのにスーツネクタイ完全装備なんだよな。自分だけ違ったらいやなので、って
訪れる場所によって「平服」や「私服」は異なるもの。結果、「ラフすぎたな」と思うことや逆に「スーツだと浮く…」という経験をしたことがある人は少なくないようだ。
もっとも、「今となっては平服=スーツ」だとする声も。
・少なくともここ20年は平服=スーツだと思うけど。平服が「休日の普段着」の意味で使われていたのはいつの話なんだ?
・これは辞書が間違ってるというかアップデートされてないと見るべきか