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「被害者を冒涜してる」 新幹線殺傷事件、あるリポーターの発言に批判殺到

新幹線の車内で無差別殺人が行われた事件。『Mr.サンデー』でのディレクターの発言が、炎上する事態に

社会

新幹線の車内

(SmokedSalmon/iStock/Thinkstock)

9日夜、走行中の東海道新幹線の車内で、刃物を持った男が乗客の男女3人を刺殺した事件。

10日放送の『Mr.サンデー』(フジテレビ系)でも大々的に扱われ、番組内で事件の最新情報も伝えられた。しかし、リポーターを務めた男性の発言に、視聴者から怒りの声が相次ぐ事態となっている。

 

■東海道新幹線刺殺事件

事件は9日夜、新横浜-小田原間を走行していた、東京発新大阪行き、のぞみの車内で発生。

報道によると、2列シートの通路側に座っていた容疑者の男(22)は、犯行直前に突然立ち上がり、隣の席にいた女性に無言で刃物を振り下ろし、逃げようとした通路を挟んで隣に座っていた女性も切りつけた。

そこへ1人の男性が止めに入ったところ、容疑者ともみ合いになり、容疑者がその男性に刃物を持ったまま迫っていった…という乗客の証言が、相次いで寄せられているという。

この事件で30代の男性が死亡、20代の女性2人が軽傷を負った。現行犯逮捕された容疑者の男は「むしゃくしゃしてやった。誰でも良かった」と話しているという。

 

■「死亡した男性が容疑者を刺激して…」

同番組では、事件を管轄している神奈川県警・小田原署の前から中継が行われ、ディレクターの男性が最新情報のリポートを行った。男性は…

「新幹線の車内で被害者となってしまった男性なんですが、容疑者の男にたった1人で立ち向かったということが、目撃者の証言でわかりました。今、警察は2つの見方をしています。男性が立ち向かったおかげで多くの乗客の命が助かった、という見方。

 

男性が立ち向かって容疑者を刺激し、結果として最悪の結果を招いてしまった…こうした2つの見方を慎重に検討しながら捜査をしている状況です」

 

と発言。この中継の後、司会を務める宮根誠司は「この男性が止めに入って、2人の女性が助かったわけですから、大変勇敢な方ですよね」と、事件車両を再現した模型を手にコメントしていた。

 

■「言う必要あるか?!」視聴者激怒

警察は、捜査の段階であらゆる可能性を視野に、様々な見方をしながら慎重に捜査を進めていく。

放送当時まだ「慎重に捜査するため仮説」に過ぎなかったことを報道したことや、「被害者にも非がある」ような表現をしたことに、視聴者から怒りの声が相次いでいる。

中には、強い怒りを滲ませたツイートも多数見られる。

 

■「ご遺族の気持ちを考えろ」との声も

また、「遺族に対して全く配慮のない報道」であることにも、厳しい指摘が相次ぐ。

改めて「この報道は酷い」とする声が目立つ。

新幹線という逃げ場のない空間で起こった、凄惨な事件。容疑者の男に勇敢に立ち向かい、亡くなった男性の冥福を祈りたい。

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(文/しらべぇ編集部・もやこ

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