人手不足が深刻なのに… 「フルで入れるアルバイトがいる」と信じる人事も

求人を出しても、なかなか集まらない。

ビジネス

2018/06/16 18:30

(©ぱくたそ)

売り手市場のため、就活がやりやすい状況が続いている。一方で企業は人材の確保に苦戦し、人手不足による倒産まで起きているのだ。

しらべぇ編集部では、全国20〜60代会社員、パート・アルバイトの男女697名に「人材について」の調査を実施。

「自分の働いているところでも、人手不足だと感じる」と答えた人は全体で50.9%と、やはり高い割合である。

 

■バイト募集も集まらず…

帝国データバンクが2018年1月に行なった調査では、正社員が不足していると一番感じている業種は情報サービス。また非正規社員不足の1位は、飲食店だった。

アルバイトの募集をしても、思うように集まらないようだ。

「バイトの募集をかけても、全然集まらない。シフトが回せないから、私もかなり無理して入っている状態。小さなお店は、かなり厳しいと思う」(20代・女性)

 

■地方の人手不足は深刻

エリア別では、首都圏よりも北海道のほうが約17ポイントも高くなっている。

人手不足エリア別グラフやはり地方のほうが、人手不足は深刻のようだ。

「進学や就職で、上京していく人たちも多い。地方には雇用が少ないから仕方がないと思っていたけど、今は地元でそれなりに有名なところさえも、人材確保に苦労している感じがする」(40代・男性)

 

■フリーターに頼れない

飲食店や小売業、サービス業などは、アルバイトの存在なしにはやっていけない。しかし、そのバイトが集まらないのだ。

「学生のバイトは何人かいるけど、テストなど同じ時期に入れなくなるから厳しい。そんなときは、少ない社員が毎日フルで入ってなんとかしのぐ感じ」(30代・男性)

 

バイトに頼りすぎたために、今の状況が起きているとの批判も。

「バイトは本来、学生や時間が空いた主婦がするもの。氷河期世代が就職できずに、仕方なくフリーターになった人が多かっただけ。バイトで回せるわけがないのに、経営側はその感覚が今でも抜けていない。

 

うちの人事もフルで入れるアルバイトが、今でもどこかにいるはずだと思いこんでいる。正社員も不足している状況なのに…」(30代・男性)

 

少子化により、今後さらに人手不足は深刻になると予想される。今までの考えを大きく変えなければ、生き残れない時代になりそうだ。

・合わせて読みたい→「職業に貴賎なしはウソ!」 仕事内容だけでなく雇用形態でも差別か

(文/しらべぇ編集部・ニャック 参考/帝国データバンク「人手不足に対する企業の動向調査(2018年1 月)」

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2017年12月15日~2017年12月18日
対象:全国20代~60代の会社員、パート・アルバイトの男女697名(有効回答数)

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