阪神・淡路大震災で被災した記者が取材 「大阪地震で大震災を思いだした」と恐怖の声
「食器棚は開き戸じゃなく引き戸、カラス扉には飛散フィルムを張っておきましょう」と、過去の教訓。
18日、午前7時58分ごろに起きた大阪の北部での大きな地震。震度6弱、マグニチュード6.1という規模に、「過去の恐怖」を思い出す人も。
■「阪神・淡路大震災を思い出した」
1995年1月17日、5時46分42秒。兵庫県南部を震源地に、最大震度7の大地震が起こり、戦後最多となる死者を出すことになった阪神・淡路大震災。忘れてはいけないが、中には「思い出したくない」という人もいるだろう。
神戸出身である記者は、23年前、まだ幼かった頃まさにこの震災の直撃を受けた。そして今朝の地震直後、今も大阪・兵庫に住む知人に取材したところ、被害報告に加えて「阪神大震災を思い出した」という声も。
・エレベーターが止まって阪神・淡路大震災を思い出してめっちゃ恐かった(兵庫県在住40代主婦)
・タンスとか物が倒れたり落ちてきそうで、思わずペットを抱きかかえて守った(大阪府在住40代主婦)
・病院にいたけど、めっちゃ揺れて恐かった。患者さんもいるのに大変(兵庫県20代看護師)
・トラック運転する前やからホンマによかった。余震には気をつけて運転しないと(兵庫県50代トラック運転手)
・吹田の家の中はグッチャグチャ、何も大事には至らなかったけど、片付けが大変(大阪府在住50代主婦)
まだまだ余震が予想される今回の地震、家族への地震対策の呼びかけもしたほうがよさそうだ。
関連記事:大阪地震、芸能人らの「心配ツイート」に賛否 「好感度狙い」「上から目線」の声も
■ネットでも大震災を経験した人の声
ネットでも、21年前の大震災を経験した人から、恐怖や後悔の声が飛び交っている。
https://twitter.com/WoWbwe/status/1008609738634903552
食器棚は開き戸じゃなくて引き戸にしましょう。出来ればガラスに飛散保護フィルム貼っておきましょう。開き戸だと大きな地震では開いて中身が外に飛び出して大変な事になります。阪神大震災の教訓より。
— たおこ@神戸長田 10/25生誕祭 (@tao_p_heart_033) June 18, 2018
https://twitter.com/umiuknow/status/1008612380413054977
「開き戸だと開いて中身が外に飛び出してくる」と、過去に危ない経験をした人もいるようだ。タンスや食器棚など、大きな物を置いている自宅は、余震にも備えて、対策をしたほうがいい。
さらに、「震源が離れているだけで全然被害が違う」と、同じ関西圏でも震源地から離れれば、被害の少ない地域は多いようだ。
関連記事:菅長官、震度6弱の枚方市を「まいかた市」と誤読 復旧へ「ひらパー兄さん」にも期待の声
■地震対策をしている人が少なすぎる
しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,357名に「地震対策用に防犯グッズを準備している」について調査をしたところ、「準備をしている」と答えたのは28.0%という結果に。
阪神・淡路大震災だけではなく、2011年の東日本大震災、2016年には熊本地震も起きているのにもかかわらず、まだまだ地震対策に対しては意識が低いようだ。
中には、「対策方法がわからない」という人もいるのかもしれない。まずは、ネットなどで調べることが先決だろう。
・合わせて読みたい→大阪地震でも出社するサラリーマンたちに「日本の闇」「社畜」と不安の声
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1,357/1,358名(有効回答数)