阪神・淡路大震災で被災した記者が取材 「大阪地震で大震災を思いだした」と恐怖の声

「食器棚は開き戸じゃなく引き戸、カラス扉には飛散フィルムを張っておきましょう」と、過去の教訓。

2018/06/18 18:30

阪神大震災
(paylessimages/iStock/Thinkstock/画像は阪神・淡路大震災後の被災地)

18日、午前7時58分ごろに起きた大阪の北部での大きな地震。震度6弱、マグニチュード6.1という規模に、「過去の恐怖」を思い出す人も。



 

■「阪神・淡路大震災を思い出した」

1995年1月17日、5時46分42秒。兵庫県南部を震源地に、最大震度7の大地震が起こり、戦後最多となる死者を出すことになった阪神・淡路大震災。忘れてはいけないが、中には「思い出したくない」という人もいるだろう。

神戸出身である記者は、23年前、まだ幼かった頃まさにこの震災の直撃を受けた。そして今朝の地震直後、今も大阪・兵庫に住む知人に取材したところ、被害報告に加えて「阪神大震災を思い出した」という声も。

・エレベーターが止まって阪神・淡路大震災を思い出してめっちゃ恐かった(兵庫県在住40代主婦)


・タンスとか物が倒れたり落ちてきそうで、思わずペットを抱きかかえて守った(大阪府在住40代主婦)


・病院にいたけど、めっちゃ揺れて恐かった。患者さんもいるのに大変(兵庫県20代看護師)


・トラック運転する前やからホンマによかった。余震には気をつけて運転しないと(兵庫県50代トラック運転手)


・吹田の家の中はグッチャグチャ、何も大事には至らなかったけど、片付けが大変(大阪府在住50代主婦)


まだまだ余震が予想される今回の地震、家族への地震対策の呼びかけもしたほうがよさそうだ。


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■ネットでも大震災を経験した人の声

ネットでも、21年前の大震災を経験した人から、恐怖や後悔の声が飛び交っている。

https://twitter.com/WoWbwe/status/1008609738634903552

https://twitter.com/umiuknow/status/1008612380413054977

「開き戸だと開いて中身が外に飛び出してくる」と、過去に危ない経験をした人もいるようだ。タンスや食器棚など、大きな物を置いている自宅は、余震にも備えて、対策をしたほうがいい。

さらに、「震源が離れているだけで全然被害が違う」と、同じ関西圏でも震源地から離れれば、被害の少ない地域は多いようだ。


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■地震対策をしている人が少なすぎる

しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,357名に「地震対策用に防犯グッズを準備している」について調査をしたところ、「準備をしている」と答えたのは28.0%という結果に。

阪神・淡路大震災だけではなく、2011年の東日本大震災、2016年には熊本地震も起きているのにもかかわらず、まだまだ地震対策に対しては意識が低いようだ。

中には、「対策方法がわからない」という人もいるのかもしれない。まずは、ネットなどで調べることが先決だろう。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2018年2月9日~2018年2月13日
対象:全国20代~60代の男女1,357/1,358名(有効回答数)

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