『ドカベン』が46年の歴史に幕 「大谷翔平が終わらせた」の声が続出
『ドカベン』が28日発売の『週刊少年チャンピオン』で46年の歴史に幕を下ろす。
水島新司氏の国民的野球漫画『ドカベン』シリーズの最終章『ドカベン ドリームトーナメント編』が、28日発売の『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)31号で完結することが発表された。
1972年から46年続いた長期連載作品の幕切れに、ネットでは大きな反響を呼んでいる。なかには、「大谷翔平が『ドカベン』を終わらせた」といったコメントをする人も見られた。
■単行本は203巻まで発売
『ドカベン』は、神奈川県の明訓高校野球部に所属する主人公の「ドカベン」こと山田太郎と、そのチームメイトたちを描いた漫画。
当時、「魔球」などの超人的な要素を含んだ野球漫画が多い中、配球の読みなどリアルな視点を入れ込んだ斬新な作品となった。
『ドカベン』は、『大甲子園』、『ドカベン プロ野球編』、『ドカベン スーパースターズ編』、『ドカベン ドリームトーナメント編』とシリーズ化。単行本はシリーズ合計で現在、203巻まで刊行されている。
関連記事:店のトイレに行ったきり、戻らない小1の娘 父が目にした光景に言葉を失う
■「功績は計り知れない」
『ドカベン』完結の発表を受けたファンは、「功績は計り知れない」「野球漫画の頂点だった」と称賛のコメントで、『ドカベン』終了に華を添えた。
「影響を受けたプロ野球選手もたくさんいるし、功績は計り知れないですね。新作のイメージとかはあるのでしょうか。少し休まれたら、また楽しみに待っています。長い間お疲れ様でした」
「登場人物が多いのに、脇役やチョイ役までひとりひとりが丁寧に掘り下げられていて物語に深みが出ていた。間違いなく野球漫画の頂点だと思う」
「少年時代にドカベンを読んで野球の奥深さを知りました。ルールの盲点をつく描写がリアルで、かつエンターテイメント性もある。間違いなく野球漫画の最高峰だと思います」