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熊本県では条例の改正も 女子中高生を中心に「自撮り要求被害者」が減らない理由とは

減らない中高生の自撮り被害の理由

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(miya227/iStock/Thinkstock)

こんにちは、元アイドルでコラムニストの小川満鈴(おがわみな)です。

近頃しばしば「少女にスマホでわいせつ画像を送らせた」といったニュース記事を目にします。しかし、発覚し報じられているのは、実際には氷山の一角でしょう。

熊本県ではこの状況をふまえ、自撮り画像を送らせる行為に対して条例の改正を検討しているそうです。

 

■なぜこの手の事件が増えている?

テクノロジーの進化には、常にこういったリスクが伴います。今や、小中高生がスマホを持つのは当たり前。スマホを使えば、子供であっても誰でも簡単に知らない誰かとネット上でやりとりできてしまいます。

ネットを介すとなんだか遠くにいるように感じますが、現実的には今やSNSを通じて「同じ空間」にいるのと同じだと考えていいでしょう。

以前は、子供たちに対するわいせつな行動といえば、直接痴漢的な行為をしたりすることと考えられていたはず。しかし今は、彼ら・彼女らの動画や画像をスマホで見て満足できる人たちが多くいます。

直接痴漢的な行為をするのは怖いし、罪悪感がある。でも、人間は不思議なもので、ひとつフィルター(この場合はネット)を通すと罪悪感が薄れてしまうのです。

そしてそれは画像を「送ってしまう側」の子供たちにも言えること。気持ち悪いおじさんが、目の前で直接「写真やビデオ撮っていい?」と言ってきたら断るでしょうが、自分のスマホで自撮りとなると一気に「いけないこと感」が薄れます。

 

■子供は金品にも弱い

このような写真を大人が子供に送らせる際、恋愛関係でない場合はその大人が金品をちらつかせることが多くなっています。

例えばたった500円であっても子供からすれば大きいもの。「お金をもらえるんだったらべつに自分のスマホで写真くらい…」と考えてしまうかもしれません。

子供でも自由に生配信が簡単にできてしまうアプリやサイトがあり、頻繁に使う小中高生はも少なくありません。

驚くことに、深夜でも小学生が「眠れない」「コメ待ち」「だれか~」などとタイトルをつけて投稿しています。そして、ビュー数などに応じて、お金にも換金できるポイントが寄与されるのです。

実際に会わずに動画や写真でやりとりしてポイントやお金を受け取る「新しい援助交際」が始まっているのかもしれません。

 

■SNSの自撮りは自意識過剰だと思う?

しらべぇ編集部が全国2060代のSNSユーザーの男女637名に「SNSでの自撮り写真」について調査した結果、4割が「自意識過剰すぎると思う」と回答しました。

(©ニュースサイトしらべぇ)

大人の女子も子供でも「自分を見てほしい」という願望を秘めている人はいるでしょう。これは、自分を評価してほしいという不安の裏返しでもあります。そして今後も携帯端末の進化はますます進み、画像や動画の質も上がる一方でしょう。

しかしそれと比例するように自撮りの被害やリベンジポルノのような事件も増えていくことは間違いありません。一つ絶対的に大事なのは、「先を考えること」。

今は大好きな彼かもしれないけれど、人間は別れることも確実にある。それを知っていれば知らない人に送ってしまうことがいかに危険かも理解できますよね。

そして保護者の方は、自分の子供の行動をしっかりと距離を保ちつつも把握しておくのが大事です。

・合わせて読みたい→ジョブズが自分の子供に「iPhoneを持たせなかった理由」が深い

(文/しらべぇ編集部・小川 満鈴(おがわん)

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2016年8月26日~2016年8月29日
対象:全国20代~60代のSNSユーザー637名(有効回答数)

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