個性派女優・富山えり子が「BL作家」役に ヒモ夫役との喧嘩シーンも見どころ
『海月姫』でも名演を見せた女優・富山えり子が、ドラマ『婚外恋愛に似たもの』に出演。
ドラマ『海月姫』(フジテレビ系)で、尼ーずが暮らす天水館のオーナーとその娘・千恵子の一人二役など、話題のドラマのバイプレイヤーとして活躍する女優・富山えり子。
栗山千明、安達祐実、江口のりこ、平井理央らとともに、dTVオリジナルドラマ『婚外恋愛に似たもの』に出演することになった。
『校閲ガール』シリーズの宮木あや子原作ということもあり、ストーリーや設定にも期待が持てる本作。しらべぇ取材班は、富山本人に話を聞いた。
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■落ち目のBL作家役
読書や漫画が好きという富山。今回の原作も、オファーが来てから読んでみたという。
富山:もともと小説や漫画が好きで、地元でもよく本屋さんをぶらぶらしているんです。今回の原作も、爽快感があって面白かったですね。
普通なら絶対交わらないような女性たちが、アイドルというひとつの趣味によって人生が交差する。立場も悩みも違うけど、それぞれ前を向いて生きていく姿がリアルに描かれています。
富山が演じる片岡真弓は、「ヒモの夫がいるBL作家」という設定。BLとは、男性同士の恋愛を描いた、主に女性向けのオタク系作品のことだ。
富山:BL作品は、すごく大好きな作家さんはいないですけど、マンガ好きなので読んだことはあります。真弓というキャラクターにいちばん共感したのは、スノーホワイツのBLを描いているけれど、「メンバーの中でいちばん好きなマッシュの二次創作は描けない」というところ。
「本当に好きなものは汚せない」という気持ちは、わかります。そこまで大切なものは今の私にはないですが、神に近い存在なんです。
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■オタクといっても様々
5人の女性には、同じアイドルグループの中で異なる推しメンがいるが、それぞれにとってその存在価値が違うところも面白いという。
富山:真弓みたいに「神」だったり、江口さん演じる益子の場合は「息子」的な存在だったり、「恋人」のようなものだったり。ひと口にアイドルオタクといっても、さまざまなパターンが描かれていますね。
富山自身は、アイドルにハマった経験はない。
富山:すごくアイドル好きな友人がいて、社会科見学の感覚でライブに行ったことはあります。私の場合、食事も忘れてどっぷりハマったようなことはなくて…やっぱり食べることが一番(笑)。
強いて言えば、漫画が大好きですね。母が子供の頃に読んでいた漫画が家にあって、『ガラスの仮面』とかトイレに積み上げて1時間くらいこもってたことも。