真打昇進は桂歌丸の「死に待ち」? 神田松之丞の圧巻芸に浜田以外ベタ惚れ

『ダウンタウンなう』に神田松之丞がゲスト出演。持ち前の毒舌トークで大いに現場を盛り上げ、最後には3分間にまとめた生講談も披露した。

2018/06/23 13:00

神田松之丞
(画像提供:『ダウンタウンなう』©フジテレビ)

22日放送の『ダウンタウンなう』(フジテレビ・関西テレビ系)にて、恒例の「本音でハシゴ酒」企画が行われた。ダウンタウン、坂上忍、若槻千夏が、ゲストと酒席でトークを繰り広げる。

2軒目ゲストとして登場した講談師の神田松之丞が、持ち前の毒舌トークで大いに現場を盛り上げ、最後には3分間にギュッとまとめた生講談も披露した。



 

■「落語よりはるかに面白い」

講談は寄席演芸の一種で、主に史実に基づいた軍記物などの物語を調子を付けて読み上げるもの。落語が一人称で語るフィクションなら、講談は三人称のノンフィクションという位置づけになる。

そんな講談で現在圧倒的な人気を博しているのが松之丞だ。高座のチケットは即完売、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーや太田光(爆笑問題)、椎名林檎など著名人にも熱狂的なファンが多い。

落語家の桂歌丸が会長を務める落語芸術協会で、落語家たちに混じって1人講談の修業をしてきたという松之丞。現在、日本には落語家が約900人いる一方で、講談師は80人しかいないのだとか。

松本人志が「(その環境にいたら)このまま落語をやっちゃおう、とはならなかった?」と素朴な疑問をぶつけると、松之丞は「落語よりはるかに講談の方が面白いですね」と一点の迷いもない一言で返した。


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■真打昇進は歌丸の死に待ち?

松之丞は現在芸歴11年目で、階級は二ツ目。本人の説明によれば、「落語家と同じで、前座が4年、二ツ目と呼ばれる武者修行期間が約10年、合わせて14〜5年で真打に昇進する」システムなのだそう。

人気がありすぎてチケットが取れない松之丞ほどの実力があっても、真打になるまでにはあと5年ほどかかるという。彼の所属する芸協では、飛び級に当たる「抜擢」を認めていない。

坂上の「歌丸さんに真打昇進を止められている状態?」という軽い悪意混じりの質問に、松之丞は「まあ、ちょっと歌丸師匠の死に待ちみたいなところも……」と三遊亭圓楽ばりの歌丸いじりで返し、笑わせた。

しかし、「抜きつ抜かれつがあると揉めるから抜擢はしない、という師匠の温かい心なんです」とフォローも忘れない。

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