懇親会でぼっちになる人たち 「仕事で行ったなら話すべき」との批判も

家に帰って、反省会。

2018/06/25 11:00

(TAGSTOCK1/iStock/Thinkstock)

セミナーや勉強会では、終了後に懇親会が行なわれることが多い。しかし、全員が初対面の状況で交流を深めるのは、高いコミュニケーション能力がいる行為である。

しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,477名に「懇親会について」の調査を実施。

「懇親会で誰とも話さなかったことがある」と答えた人は16.3%で、全体では少ない割合に。懇親会で孤立している人が少数派となると、該当する人はさらに焦りそうだ。



 

■ひたすら料理を取り終わるのを待つ

性年代別では、20代男性が唯一3割を超える高い割合になっている。

懇親会で誰とも話さなかったことがある性年代別グラフ

若い男性は、初対面の人とコミュニケーションを取るのが苦手だと思っている人も多い。

「気づけば輪に入れずに、一人になっている。挨拶しなきゃ! って思うんだけど、知らない人に話しかけるのが怖くて」(20代・男性)


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■お金を払ってまで参加した勉強会で孤独に

プライベートで勉強会に来ている人たちは、懇親会のような場が得意な人たちが多いと思うかもしれない。しかし苦手だけど、勇気を出して来ている人もいるようだ。

「勉強会とか好きでよく行くけど、その後の交流会でいつも心が折れる。とりあえず話しかけてみるものの、その後が続かずに気まずい空気に…。


そんなことを数回繰り返して、家で反省するだけ。勉強会だけで帰ればいいんだろうけど、交流会でなにか収穫があるかと期待してしまって…」(20代・男性)


「自分で好き好んでお金を払いながら、毎回落ち込んで精神的にやられている。『どれだけMなんだよ』と、自分でも思う」(20代・男性)


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■業務で行く懇親会はPRするのが仕事との声も

業務で行くイベントでは、懇親会で会社をPRするまでが仕事だとの意見もある。

「業務で行ったイベントの場合には、懇親会こそが本番だと上司から口酸っぱく言われている。いっぱい名刺交換してこないと、『なにしに行ったんだ』って怒られるから…。


おかげで私も、その精神をすっかりと引き継いでいる。壁際で自社の仲間と会話して終わっている人たちは、『どういうつもりで来たんだろう』と思ってしまう」(30代・男性)


今は慣れない若い人たちに、「場数を踏めばコツがつかめる」とのアドバイスも。

「場数を踏めば、慣れてくると思う。私も若い頃は、なにを話していいかわからなかった。何度も参加しているうちに、仕事内容を聞き出して話を広めていくなどのパターンをつかんだ。


周囲の様子を見て、どんなことを話しているのか研究してみるといい」(40代・男性)


人見知りの人たちにはかなりつらい状況だが、これも仕事だと割り切るべきなのだろうか…。

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(文/しらべぇ編集部・ニャック

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2018年5月18日~2018年5月21日
対象:全国20代~60代の懇親会・交流会に参加したことがある男女713名(有効回答数)

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