レイプ映像処分の見返りに「告訴取り下げ」要求 卑劣な実態に憤怒の声

性犯罪の卑劣な実態に絶句。

社会

2018/06/29 14:00

性犯罪
(TAGSTOCK1/iStock/Thinkstock)

26日、性犯罪の現場を撮影した被告のビデオカメラのテープを、裁判所が没収できるか否かで争われた裁判で、最高裁は没収を認める決定をくだした。

一見喜ばしいようにも思える判決だが、その裏で卑劣な交渉が行なわれていたことがわかり、ネット上で怒りの声があがっている。


 

■映像処分の見返りに「告訴取り下げ」求める

読売オンライン」によるとこの裁判は、2010~13年にかけて、宮崎市内で当時オイルマッサージ店を経営していた被告の男(48)が、若い女性ら5人を店内で襲い、そのうち4人に対する犯行を盗撮したことに端を発する。

その後、弁護人が被害者に対して「告訴を取り下げ、示談に応じればビデオを処分する」と提案したことが公判中に判明。事情を鑑みた裁判所がテープを差し押さえていたのだが、かりにその後、テープが被告に返却されると、被害者の映像が流出する恐れがある。そこで、検察側が没収を求めていた…という内容だ。

弁護側は「被告が合意の上の行為だと証明するために撮影」したものであり、あくまで「犯行に使われたものではない」と主張。なお、刑法では凶器など犯行に使われたものを没収できると定められており、ここが争点になっていた。

だが、最高裁はテープは犯行に使われたと認定。「被告が隠し撮りしたのは、被害者に被害申告を断念させ、刑事責任を免れるためだった」と指摘し、無罪を主張した被告の上告を棄却した。


 

■「当然の決定」「卑劣すぎる」

強姦の様子を盗撮した映像を没収できるかどうかで最高裁まで争う…性犯罪をめぐる現実に、ネット上では思わずため息が漏れる人が続出。

・当然の決定。それにしてもこの被告人の卑劣さが際立つ。


・レイプを撮影して「告訴を取り下げれば渡す」と弁護士が脅すところからおかしい。検察が没収しなかったらどうするつもだったのか。こんなことで最高裁までいかなきゃならないってどれだけ倫理観ないのか


・同意なく撮ったなら肖像権は被害者に返して欲しい…


・このビデオテープが、被害者にとっては凶器になるのは明らか。告訴の取り下げとビデオテープの処分を弁護士が取引きに使ったことからも、それがわかる。その卑劣さに気がつくべきだ


・本当にクソな人間だな。それにしてもこんなことで最高裁までいくなんて…

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■「絶対合意じゃないはず」との声も

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