自分の声が嫌いと悩む人たちに 「個性と思えば!」とのエールも
見方を変えれば、チャームポイントにも。
顔や体型などと同じように、自分の特徴を示すものに「声」がある。他の身体的特徴と同じように、「自分の声が嫌い」と思いながら生きている人も多いという。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,477名に「コンプレックスについて」の調査を実施。
「自分の声が嫌いなほうだ」と答えた人は全員で35.8%と、約3人に1人が自分の声にコンプレックスを抱えていることが判明した。
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■電話で性別を間違えられ…
性年代別では、多くの年代で女性のほうが高い割合になっている。
声も美の一部と考えるならば、気にする女性が多いのも無理はないだろう。
「一般的な女性に比べてかなり低くて、電話ではよく男性に間違えられる。
電話でやり取りしていた取引先と初めて会ったときに、『女性だったんですね』と驚かれることなんてしょっちゅうで…」(30代・女性)
低くて気にしている女性がいる一方で、高すぎる声で悩んでいる人も。
「高すぎて、普通に話しているだけでうるさく思われる。落ち着きがなく見られるし、仕事ではあまりいいことはない」(20代・女性)
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■男性も声で悩んでいる
男性は低い声が特徴だが、それが仕事をする上で支障をきたす場合も。
「低くてこもっている感じの声なので、聞き取りにくいみたい。昔、居酒屋でバイトしていたときには、『オーダーが聞こえない』とよく怒られた。
声を思いっきり張り上げても言われるので、どうすればいいのか悩んだ」(20代・男性)
男性で声が高い場合には、年を取ってから気にすることも。
「高く鼻にかかった声だけど、若い頃はあまり気にしていなかった。ただ、年を取ると顔と声が合わなくなり、だんだん嫌になってきた。低くて渋い声は、やっぱり憧れる」(40代・男性)
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■アニメファンは声への理想が高い
アニメオタクを自称する人は、半数以上が自分の声を嫌いだと思っている。
声優の声を頻繁に聞いていると、理想が高くなるのも無理はない。
「アニメの声なんて、一般社会にいたらうるさいだけだと思う。だけど声を仕事にしている人たちは、個性的ともいえる特徴を生かしている。
だから自分の声が嫌いな人も、それを自分らしさとして受け入れたら楽になる気がする」(30代・女性)
コンプレックスは見方を変えるだけで、チャームポイントにもなる。できるならば、好きになりたいものだ。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,477名(有効回答数)