オフコースのヒット曲にセクハラ疑惑? 現役弁護士が歌詞を徹底検証

2日深夜放送の『月曜から夜ふかし』にて、「言われてみれば見たことのないものを調査した件 Part24」と題するVTRがオンエアされた。

2018/07/03 12:30

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(LDProd/iStock/Thinkstock/画像はイメージです)

2日深夜放送の『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)で、「言われてみれば見たことのないものを調査した件 Part24」と題するVTRがオンエアされた。

この中で「名曲コンプライアンスチェック」なる調査が行われ、往年のヒット曲で歌われている歌詞を法的に検証。現代のコンプライアンス的にどう解釈できるのか考察していった。



 

■名曲の歌詞はセクハラの宝庫

菊地幸夫弁護士の見解によれば、歌詞の内容をそのまま職場で部下などへ向け発言した場合、セクハラやパワハラに該当する可能性のあるフレーズが多数あるという。

最初のサンプルはオフコース『Yes-No』(作詞:小田和正/1980年)。「君を抱いていいの/好きになってもいいの」という一節が「セクハラですね、完全にアウトです」とのこと。

加山雄三『お嫁においで』(作詞:岩谷時子/1966年)では、「舟が見えたなら/ぬれた身体で駈けてこい」の部分が「海で水着になることを強要した場合パワハラになる。任意であればセーフ」だという。

さらに黒沢年男『時には娼婦のように』(作詞:なかにし礼/1978年)は、「時には娼婦のように/淫らな女になりな」という表現が売春防止法に引っかかると判断した。


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■パワハラもはびこる

伊東ゆかり『小指の想い出』(作詞:有馬三恵子/1967年)の「あなたがかんだ/小指が痛い」には暴行罪が適用される。仮に皮下出血などに至った場合は、傷害罪に当たる可能性もある。

沢田研二『カサブランカ・ダンディ』(作詞:阿久悠/1979年)の「ききわけのない女の頬を/ひとつふたつはりたおして」は「どんな場面でもダメです」と一刀両断。ただしそういうプレイであれば許容範囲だという。

和田アキ子『あの鐘を鳴らすのはあなた』(作詞:阿久悠/1972年)においては、「町は今眠りの中」という状況で「あの鐘を鳴らす」のは軽犯罪法違反となる。そんな行為を他人に要求するのは犯罪の教唆に当たるのだそう。

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■その他の犯罪や制裁対象も追及
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