オフコースのヒット曲にセクハラ疑惑? 現役弁護士が歌詞を徹底検証
2日深夜放送の『月曜から夜ふかし』にて、「言われてみれば見たことのないものを調査した件 Part24」と題するVTRがオンエアされた。
■その他の犯罪や制裁対象も追及
ゆず『夏色』(作詞:北川悠仁/1998年)の「君を自転車の後ろに乗せて」は公道であれば道路交通法違反、「ブレーキいっぱい握りしめて/ゆっくりゆっくり下ってく」は整備不良の疑いがある。
弘田三枝子『砂に消えた涙』(日本語詞:漣健児/1964年)の「私は砂の中に/愛の形見をみんなうずめて」は不法投棄、さらに「いつわりのプレゼント」というフレーズには結婚詐欺の可能性もあるとした。
槇原敬之『もう恋なんてしない』(作詞:槇原敬之/1992年)には「君あての郵便が/ポストに届いているうちは」という一節があるが、転居して14日以内に住民票を移さない場合は過料が課されることになる。
以上のように菊地弁護士が9曲にわたって法的な解釈を施すと、MCのマツコ・デラックスはこの不毛な企画に「今日、全部これだけで良かったのに」と最大級の賛辞を贈った。
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■歌詞の意味は重要視されている
しらべぇ編集部の調査によれば、「歌詞の意味がいい曲が好き」と考えている人が非常に多いことが分かっている。とくに60代以上の女性では88.0%と、9割に迫る勢いだ。
このことは戦後日本におけるヒット曲の傾向を見ても明らかであり、一般人はリズムやビート感、コード進行の妙、サウンドの美しさなどにはあまり関心がない。近年では、メロディさえもが軽視されてきている。
たとえ音楽的に質の低い楽曲であっても、歌詞の内容が大衆に刺さればヒット曲になりやすい。これは何も日本に限った話ではないが、日本はとくにその傾向が顕著だと言える。
歌詞の意味だけを重視するのであれば、別にそれが「音楽」である必然性はどこにもない。理論的にはそう考えることができるものの、理屈通りに行かないのもまた世の中というものだ。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の音楽をよく聴く男女639名 (有効回答数)