出勤すると3ヶ月「監禁」 『ブラック企業エピソード大賞』に選ばれた異常な会社の実態
時給120円台で1日20時間勤務を強いられたという。
■まるで治外法権な迷言の数々
果てしなくブラックな会社を経営する上層部からは、さまざまな迷言も飛び出したという。ポッチィニさんが挙げてくれたのは…
「社内では、日本国の法律は適用されない」
「『私は休みいりません』って言え!」
「社員は消耗品」
「我らが新卒初任給の時代は、6万が当たり前だった!」
(退職しようとすると)「違約金300万払え」
ちなみに、「300万発言」とともに、退職届は目の前で破かれてしまったそうだ。
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■徐々に狂っていく社内
こうした状況が続き、ポッチィニさんだけでなく社内全体がおかしな状況になっていった。
「このような状態で、訴える暇もなく月日が流れました。案の定、おかしくなる者が現れ始めました。リストカットする社員、自殺未遂する社員、下血や吐血で救急搬送される社員、幻聴幻覚、給湯室のポットに異物混入、社内でスリ窃盗…。
この時、デスクワークでも血が流れることを初めて見ました。病院に搬送されても上司の手土産はノートパソコン。入院中も仕事を強要されて、上司は医師に怒られました」