W杯サッカー代表選手、出産立会いで試合を欠場 「日本企業も見習うべき」の声
「人生には、サッカーよりも重要なことがいくつかある」と指揮官も称賛。
イングランド代表のファビアン・デルフ(28)選手が、我が子の出産に立ち会うために、ワールドカップ決勝トーナメント1回戦を欠場していたことが報じられた。
デルフ選手の「家族を大切にする姿勢」に、インターネット上では、「日本の企業も見習うべき」との声があがっている。
■指揮官もデルフ選手を称賛
ワールドカップ決勝トーナメント1回戦で、コロンビア相手に勝利を収めたイングランド代表チーム。しかし、そこには、これまでグループリーグ2試合に出場していたDFのデルフ選手の姿はなかった。
報道によると、デルフ選手は妻の出産立会いのため、イギリスに帰国していたというのだ。国を背負って臨む大きな大会、ワールドカップ。その大事な1試合を欠場するのは、相当な決断力と周りの理解が必要だっただろう。
イングランド代表のサウスゲート監督は…
「人生には、サッカーよりも重要なことがいくつかある。これ(ワールドカップ)は大きな大会だが、家族はもっと重要だ」
「こんなとき、家族を大事にしたい選手は他人の支持を得なければならない。だが、われわれは幸運なことに、良いパーソナリティ、良いメンタリティーを通じたメンバーが信じられないほどの絆を持っている」
と、デルフ選手、代表メンバーを称賛しているようだ。
関連記事:アピールはいいから! 試合中のサッカー選手に「痛がりすぎ」の声
■「素晴らしい文化」
今回の報道を受け、「Yahoo! ニュース」のコメント欄では、「素晴らしい文化」と称賛の声があがっている。
「素晴らしい文化だと思う」
「本人の考え方もすごいけど、監督、チームのメンバーとの関係も良好なんだろうな」
「大切なのは個人の思いを尊重できるチーム内の雰囲気、絆、強さですね。どんな選択をしても、それを後押しできる度量の大きさが素晴らしいなと思いました」