兵庫の女性転落死事件 「殺人は無罪」判決にネットは怒りの声

兵庫県、女性がビルから転落し死亡した事件。殺人は無罪との判決に、ネットは怒号の嵐。

社会

2018/07/06 05:30

(aradaphotography/iStock/Thinkstock/画像はイメージです)

兵庫県加古川市で2015年、男が女性をビルから落として殺害したとされる事件。当時、殺人と暴行、脅迫の罪に問われた男の控訴審判決が 、5日に言い渡された。

懲役1年4月とされた判決内容は暴行と脅迫の罪のみとし、1審に続き殺人罪は無罪としている。


 

■事件の経緯

15年9月に起きた、この事件。加古川市内の雑居ビル5階通路で交際していた女性と口論になり、15メートル下の路上に落として殺害したとして、起訴されている。

被告は殺害を否認。昨年7月の神戸地裁姫路支部判決では、殺人と脅迫罪を無罪とした。懲役は今回と同じ1年4月で、罪状は、転落前に女性を蹴るなどした暴行罪のみ。

5日の控訴審判決で大阪高裁裁判長は、殺人罪について1審判決を支持。「遺体の状況からは、自殺、他殺のいずれかを判断できない」ため、無罪とした。


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■「疑わしきは罰せず」ってこと?

この判決内容に「納得できない」と、ネットでは怒りの声があがっている。

・疑わしきは罰せずってこと? 暴行と脅迫があった後の転落でしょ。「疑わしき」なんていえるレベルじゃない気が…


・こんなの証明する術ないじゃん。「死人に口なし」とはまさにこのこと


・これじゃ、犯罪が減る訳ない。「疑わしき」にも度合いがある。今回の件は、納得できない


一方で、「暴行される恐怖から逃れるために、自殺したのかもしれない」「逃げようと思って、誤って落ちた可能性もある」と、判決を冷静に分析する声もあった。


■「模倣犯が出そう」

また「似たような事件が繰り返されるのではないか」と、今後を危惧する声もあがっている。

・これで殺人罪が無罪って、これから「疑わしき」転落死がどんどん増えるよ


・今回のこの一件で、模倣犯が出ると思う。こうした判決で、人は犯罪の盲点を学んでいく


「自殺」に見せかけた「他殺」が、今後はどんどん増えていくと思う


・「殺された」ことにする自殺者も現れかねないよね?


ネットの声の中には、「ビルの屋上への防犯カメラ設置を義務化すべき」とビル側の対策を望む声もあった。

判決にもある通り、自殺なのか他殺なのか、真実は謎だ。しかしこのような事件が今後起きないことを願うとともに、被害者のご冥福を祈りたい。

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(文/しらべぇ編集部・清水 翔太

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