初ドラマの小林勇貴監督 吉沢亮主演『GIVER』は「当たりしかないガチャポン」

吉沢亮が演じる義波(ギバ)が毎話、全然違う表情を見せる!


 

■吉沢亮と作っている主人公・義波

(画像提供:『GIVER 復讐の贈与者』©テレビ東京)

小林監督と濱谷Pの雰囲気も良いのだが、さらに作品への刺激を与えているのは主人公・義波を演じる吉沢亮だと小林監督は語る。

小林監督:衣装合わせの時が顔合わせで、その一発目に「脚本のこれ、違うと思う」とズバッとダメ出ししてきて、“最高だな。こんにゃろう! 見とけよ…”って思いましたね。(笑)確かに的確な指摘で、その意見を参考に直したら抑揚がついたというか、すごく良くなったんです。


それで1・2話の撮影からもう「義波って、こんな風には言わなくね?」「俺もそう思ってた!」って、原作はあるけれどオリジナルな義波を2人で作っている状態です。


小林監督は27歳、吉沢は24歳と年齢も近く、義波というキャラクターを共に作っているのが「楽しくて仕方ない」のがヒシヒシと伝わってくる。


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■毎話テイストが異なる

(画像提供:『GIVER 復讐の贈与者』©テレビ東京)

小林監督は過去のインタビューなどでも、一つの作品にさまざまなジャンルやカテゴリを盛り込もうと考えていると語っているが、復讐代行という1話完結の部分では、毎回大きくテイストが変わるという。

小林監督:原作のあるものは特に、そのまま映像にすると印象が変わってしまう――本で読んでいると、1シチュエーションの心理戦が地味な設定でも緊張感が出るけど、映像で見たらすごく退屈になっちゃう。だからシーンや設定をなぞるのではなく、読んでいる時の感覚や読後感と映像を観ている時の気持ちと、できるだけ同じになるように考えています。


そこを近づけるためなら、映像は1シーンごとに全然別のジャンルやカテゴリ作品を撮るくらい、変えてもいい。


テレビは初めてだけど、“ながら見”するだろうし、ザッピングもされる――そう考えたら、どこを切り取っても「お!」って、視線やチャンネルを変える手が止まるビジュアルにしないといけないんじゃないかと。


吉沢亮,森川葵
(画像提供:『GIVER 復讐の贈与者』©テレビ東京)

義波と森川葵が演じるTaker(テイカー)は軸にいるが、原作でも復讐の対象者やその復讐方法によって、義波はまるで別人のようになるキャラクター。

小林監督:メインとなるロケーションやテイストが異なるのもあるけど、義波である吉沢くんの表情がいろいろ見られるし、とにかく毎回キャラが違う――毎回、第一声で爆笑するようにしたいと思ってるんで、楽しみにしてください。


もうマジで、当たりしかないガチャポンなんで! 期待してください。


「当たりしかないガチャポン」というのは、かなり強気な発言だ。しかし、その意気込みと吉沢と作り上げているという義波への自信、そして“小林勇貴監督なら、あり得る”という感覚も大きい。

原作ファンは予告映像を観れば、「あの話を初っ端に…なるほど」となるエピソードのチョイスも絶妙で、初回から度肝を抜く展開になるのは間違いない。

小林勇貴,濱谷晃一

小林監督ならではの世界観が、「GIVER」シリーズをどう映像化しているのか? また、吉沢亮のどんな新しい魅力を引き出してくれるのか? 気合の入りまくったドラマ『GIVER 復讐の贈与者』のスタートが楽しみだ。

【GIVER 復讐の贈与者】
放送日時:毎週金曜 深夜12時12分~12時52分 ※7月13日初回放送は深夜12時17分スタート
放送局:テレビ東京・テレビ北海道・テレビ愛知・テレビ大阪・テレビせとうち・TVQ九州放送 ※テレビ大阪のみ、翌週月曜 深夜12時12分放送
出演:吉沢亮、森川葵、小野ゆり子、渡部秀、水橋研二、ぼくもとさきこ、田山涼成 ほか
原作:日野草「GIVER 復讐の贈与者」シリーズ(角川文庫)
監督:小林勇貴、小路紘史、西村喜廣
製作著作:「GIVER 復讐の贈与者」製作委員会

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(取材・文/しらべぇ編集部・しらべぇ編集部

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