イニエスタに続き「神の子」トーレスもJリーグへ 人気声優・田村ゆかりも反応
アトレティコ・マドリードを退団したフェルナンド・トーレスが、Jリーグ・サガン鳥栖への加入を正式発表した。
Jリーグ・サガン鳥栖は10日、アトレティコ・マドリード(スペイン)を今季限りで退団した元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスの完全移籍加入を正式発表した。
今年5月にもスペイン代表MFのアンドレス・イニエスタがヴィッセル神戸へ加入したばかり。相次ぐ超大物のJリーグ入りに、日本サッカー界は騒然としている。
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ようこそ、#サガン鳥栖 へ👏
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— サガン鳥栖公式 (@saganofficial17) July 10, 2018
■「来てくれてありがトーレス」
サガン鳥栖の公式サイトおよび公式ツイッターには、トーレスと竹原稔社長が「誤報じゃないよ! ほんトーレス!」「来てくれてありがトーレス!」と書かれたマフラータオルを掲げて笑顔を見せる写真が掲載されている。
これは5月にJリーグ公式サイトが「鳥栖がトーレスを獲得」という内容のニュース予定稿を誤って配信してしまったことに対するジョーク的アンサーだ。一時はこれが原因で破談かとも報じられていた。
トーレスにはシカゴファイヤー(アメリカ)や北京人和(中国)なども獲得の意思を表明しており、激しい争奪戦が繰り広げられていた。結果としては本人の「日本でプレーしたい」という希望もあり、鳥栖がバトルを制した形となった。
報道によれば、トーレスの年俸は約8億円と推定されている。イニエスタの32億円には遠く及ばないものの、Jリーガーとしては十分に破格の数字だ。今年5月までの時点では、ルーカス・ポドルスキ(神戸)の6億円がJリーグ最高年俸だった。
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■イケメンの上に実績も十分
トーレスはスペイン出身の34歳。アトレティコの下部組織から2001年に17歳でトップチームデビューを果たしている。
2007年にリヴァプール(イングランド)へ移籍すると、その後チェルシー(イングランド)、ミラン(イタリア)と渡り歩き、2015年にアトレティコへ復帰。
リーガ・エスパニョーラ、プレミアリーグ、セリエAでの通算成績はリーグ戦516試合190得点、スペイン代表としては110試合38得点を記録している。世界でもトップレベルの得点力を備えたストライカーだ。
また、2010年のFIFAワールドカップ・南アフリカ大会ではスペインの初優勝に貢献。2008年と2012年にはEURO優勝も経験しており、「勝ち方」を知っている男の加入は鳥栖にとって大きなプラスとなる。
整った顔立ちと天性の決定力から、「エル・ニーニョ(神の子)」の異名を持つ。
全盛期のスタミナやスピードは期待できないものの、「センス」は老化しない。豊富な経験値も後押しして、Jリーグでは卓越したテクニックを披露してくれることだろう。
なお、鳥栖での背番号は「9」となる。新たに制定された「イニエスタ・ルール」により、Jリーグではシーズン中の背番号変更が可能となった。これまで「9」を背負っていたFW趙東建は「19」に変更される。