ディープインパクトにキタサンブラック… あの名馬たちを生で見るなら北海道へ
社台スタリオンステーションには日本競馬を代表する種牡馬たちが繋養され、一般見学も可能だ。
先日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークでは、競走馬のセリ市「セレクトセール2018」が開催された。セリは2日に渡って行われ、当歳馬と1歳馬の落札総額は、昨年を6億円以上上回る179億3200万円となっている。
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■日本の競馬界を牽引する社台グループ
セレクトセールでも注目を集めたのが、国内でも随一の種牡馬を擁する「社台グループ」だ。
北海道に社台ファームやノーザンファームなど広大な牧場を有し、エアグルーヴやキングカメハメハ、ディープインパクトなど日本競馬を代表する数々の名馬を生み出してきた生産者グループである。
名馬たちは引退後もトップクラスの種牡馬や繁殖牝馬となり、新たな世代を育んでいる。その一部は、一般客でも放牧場で見ることができるが、しらべぇ取材班はその珠玉の種牡馬を間近に見ることができた。
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■三冠馬は「黄金色の芸術」
2011年の皐月賞・ダービー・菊花賞を制し、JRA史上7頭目の三冠馬に輝いたオルフェーヴル。フランスの凱旋門賞に2回2着に入ったその名は、フランス語で「金細工師」を意味する。
「黄金色の芸術」との賞された栗毛の馬体は、10歳を迎えた今も引き締まった美しさのまま。
産駒は、ラッキーライラックが昨年の阪神ジュベナイルフィリーズを制し、エポカドーロが今年の皐月賞で勝ち鞍をあげている。