愛想のよい接客は気分がいい? 「低賃金にそこまで求めるな」との声も

いい接客だと、人はどんな気持ちになるのだろうか。

2018/07/14 15:00

(zhudifeng/iStock/Thinkstock)

笑顔で気持ちのいい接客は、「またこのお店に来たい」と思わせる力がある。逆に不快な接客ならば、「二度と行かない」と思う人が大半だろう。

そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,361名に「接客について」の調査を実施。

「愛想のよい接客の店員に当たると、気分が良くなる」と答えた人は、全体で68.4%と高い割合に。いい接客がリピート率を上げるのは、間違いないだろう。



 

■低い時給にそこまで求めるなとの意見も

年代別では、40代以上から急激に増えている。

愛想のよい接客グラフ

若い世代は、あまり接客にこだわらない人も多いようだ。

「コンビニとか時給の低いところで、いい接客を求めるのが間違いだと思う。商品が買えたなら、相手の対応なんてどうでもいい」(20代・男性)


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■最低限の対応もできないのは論外

ホスピタリティが行き届いた接客は求めないが、あまりに愛想が悪いのは論外だとの意見もある。

「チェーン店で高級ホテル並みの接客は求めないけど、最低限のこともできていないのは気分が悪い。無表情でオーダーに返事もしないなんて、わざと不快にさせているようなもの。


そんな人は恐らく、日頃のコミュニケーションでも損するタイプだと思う」(30代・女性)


やはり愛想がいい接客は、好感が持たれるのだ。

「日本人は求めすぎると言われるけれど、やっぱり笑顔で対応してくれると嬉しい。持って生まれた性格もあるので、みんなができることでは、ないのかもしれないけど…」(40代・女性)


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■笑顔でいればミスが許されることも

接客の仕事をしている女性は、笑顔を作るのは相手のためだけではないと語る。

「愛想が悪いところになにかやらかせば、お客さんの怒りは大きくなる。でもニコニコしていれば、ちょっとくらいのミスなら許してくれる場合も。


笑顔なんて簡単にできるのだから、もったいぶらずにやればいいのに…」(20代・女性)


わかってはいても、自然な笑顔ができない人も多い。

「大学の頃は接客のバイトをしていたけれど、つくづく向いていないと思った。人見知りで感情を表に出すのも苦手なので、気づけば無愛想な表情になってしまっていたから」(20代・男性)


考えなくても、愛想のよい接客ができる人もいる。一方で、どんなにがんばっても無愛想な人もいて、性格で向き不向きがあるのだろう。

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(文/しらべぇ編集部・ニャック

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2018年3月23日~2018年3月27日
対象:全国20代~60代の男女1,361名 (有効回答数)

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