正義感はただの押し付けか? 最悪の場合「戦争が起きる」との意見も
価値観の押し付けは、争いに発展することにも…
正義感の強い人はまじめで頼りになる一方で、融通がきかないなどの欠点もある。そもそも、本当の正義とはなにを指すのかも疑問だ。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,361名に「正義感について」の調査を実施。
「正義感はただの押し付けだと思う」と答えた人は全体で31.2%と、やはり一定数はいるのだ。
■本人は信じて疑わないけれど…
20代から40代では、男性よりも女性のほうが多い割合になっている。
上司への、不満を語る女性も。
「ワンマン上司の言うことは、かなり身勝手なことばかり。でも本人はそれが正しいと思っているし、へそを曲げると面倒だから黙っておくしかない」(30代・女性)
接客業をする女性は、客のクレームが正義感の押し付けだという。
「金銭目的のクレームよりも、よくわからない信念を伝えてくる人のほうが扱いにくい。厄介なお客さんは、かなり無茶な理論を振りかざしてくるから。
だけど本人はそれを正義と信じて疑わないから、どんな言葉で説得をしても終わらない」(20代・女性)
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■正義感がある人の魅力
正義感のある人は、信頼ができるとの意見もある。
「たとえ他人に厳しくても、それ以上に自分に厳しい人なら信頼できる。その人に怒られてもきちんと考えがあってのことだから、納得がいくし」(20代・男性)
信念がない人の下で働くのは、つらいとの声も。
「上に媚びばっかり売って、自分の信念を平気で曲げる上司よりよっぽどまし。いざというときには、戦ってくれるくらいの人が欲しい」(20代・女性)
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■正義感のせいで戦争にも
立場が変われば、正義も変わる。
「正義って、その人の中の価値観でしかない。どっちが正しいなんて、見方次第で変わるから。どちらも正しいときだってあれば、間違っていることもある。
だから一方的な主張を押し付けるのは、相手の気持ちを無視した行為だと思う」(40代・男性)
正義のせいで、争いが起こることも。
「お互いの正義を貫くために、戦争が起きてしまうのだと思う。人間関係がこじれるのだって、構図は同じ」(30代・男性)
話し合いの中で妥協案を見つけていくことが、争いを避けるのには重要なのだろう。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,361名 (有効回答数)