よこすかカレーフェスでも優勝 苫小牧カレーラーメンの元祖『味の大王 総本店』が激ウマ
カレーラーメンのルーツは新潟や千葉にもあるが、北海道も負けてない。
給食の大人気メニューであるカレー、全国津々浦々にご当地の味があるラーメン。ともに「日本人の国民食」といえるほど大人気の料理だが、やはり人間の性だろうか、その2つを組み合わせてしまった料理が存在する。
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■ご当地ラーメンとして複数のルーツ
もっともメジャーなのは『カップヌードル』のカレー味かもしれないが、ご当地ラーメンとしてのカレーラーメンも人気だ。人気料理の組み合わせだけに、ルーツには「新潟県三条市」「北海道苫小牧市」「千葉県香取市」など複数の説がある。
しらべぇ取材班は、そのひとつ、苫小牧カレーラーメンの発祥の店『味の大王 総本店』を訪れた。店は、新千歳空港から車で15分ほど、空港から苫小牧港に向かう国道36号線沿いにある。
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■まさに国民食のタッグマッチ
カレーラーメンを頼んで席につくと、間もなく着丼。うん、たしかにカレーだ。おしゃれなスープカレーのような刺激的な香りや辛味ではなく、なつかしいけれどしっかり主張するカレーの香り。
具はチャーシューにネギ、さらにワカメものっているところが、ちょっと北海道らしさか。ピリッとした辛さが、北国の寒い季節はありがたいのだろう。
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■ラーメンスープより麺に絡む
ややとろみのあるカレースープは、中細の縮れ麺によく絡む。勢いよくすするとかなり飛び散るので、前掛けが欠かせない。着けると、「味の大王の回し者」みたいに見えてしまうが…。
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■市内の約50店舗で食べられる
苫小牧のカレーラーメンは、今から50年ほど前、こちらの店が発祥だが、現在は街をあげてご当地グルメとしてアピールしており、市内50店舗ほどでさまざまな味わいを食べることができる。
よこすかカレーフェスティバルにも出展しており、昨年は準優勝、2018年は「みそカレーラーメン」で見事優勝を果たした。
市内の店の特徴や住所、営業時間などを掲載した『カレーラーメンマップ』も第6弾までつくられており、食べ歩くのも楽しそう。また、持ち帰りもできるので、ちょっと意外な北海道土産にもよさそうだ。
【味の大王 総本店】
住所:北海道苫小牧市字植苗138-3
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(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)