森川葵『GIVER』でのチャレンジ 撮影現場で「心強い」舞台へのアドバイスも
吉沢亮主演『GIVER 復讐の贈与者』のヒロイン・森川葵に、作品の魅力をインタビュー
■新たなチャレンジ
動けない設定ということもあり静と動でいえば、静の役ではあるが、テイカーは強い意志を持っているキャラクターだ。第1話でも抑制された動きの中で、その芯の強さを感じさせた演技は、やはり森川の力量の高さが大きい。
そんな中で、今回の役では特に意識していることがあるという。
「テイカーを演じる時に、“無駄なことをなるべくしない”というのを心掛けています。私、無駄なことばっかり、したくなっちゃう人間なんですよ。(笑)台本に書かれていない動きも、結構しちゃうほうなんで…無駄な動きをしないということは、意識しています。
これまで、あまり動かない役はなくて、勝手に動き回っちゃうことも多かったんですが、そういう点では自分の中で新しいチャレンジですね」
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■撮影の合間に舞台のアドバイスも
復讐代行業という非現実的なストーリーで、緊張感のある展開だが、共演者たちと楽しい現場を過ごしているそう。
「結構ワイワイというか、和やかな雰囲気です。テイカーは1人では動けない役なので、同じ場所にいるシーンが多くて、みんながそこに集まっている。スペースもそれほど広くはないので、自然と円になって、おしゃべりしています。
とりわけ、ぼくもと(さきこ)さんが中心になって、みんなが一緒に話す雰囲気を作ってくださってますね」
どんな話をしているのか、具体的な内容を聞いてみると…
「私に関しては、今年初めて舞台(脚色・演出:宮藤官九郎『ロミオとジュリエット』)のお仕事をするのですが、初めてなので想像できないことがたくさんあるんです。ぼくもとさんは舞台の経験が豊富で、本当に初歩的なことから…それこそ稽古にはどういう格好で行けばいいんですか? とか、セリフをどれくらい憶えて稽古に入るべきなのか? など、教えていただいています。
稽古が始まるのはまだなんですけど、ぼくもとさんがご自分の経験を教えてくださって、いろいろお話が聞けるとちょっとだけ安心できるし、とても心強いです」
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■それぞれのキャラが愛おしくなる
個性が強く、新しい試みも多い作品だと思うが、その魅力や今後の見どころは?
「観れば観るほど、義波やテイカー、サポーターそれぞれのキャラが愛おしくなってくるドラマだと思います。なんとなく観ることもできるんですけど、スピード感があって見直したくなるし、一言で言うと、必ずスッキリできる作品です。
それに、小林勇貴監督の前面に出ている破壊力と吉沢亮さんのタッグ――吉沢さんには小林監督の破壊的な部分がないので、この2人が組んだらどうなるのかな…って、吉沢さんにもそういう要素が出てくるのかな? というのも注目です。
第1話はスピード感や破壊力がありましたが、第2話以降は義波がなぜこういう人間なのか? テイカーがどうして復讐代行業者を始めたのか? なども、徐々に明らかになっていきます。実際こんなことが起きたら、どうしよう…と考えながら、金曜日の深夜ゆっくり楽しんで、観てもらえたらと思います」
今夜12時12分から第2話が放送される『GIVER 復讐の贈与者』。スピード感あふれる展開に、今夜もクギづけになりそうだ。
(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)