目ではわからないものだから… 食品の原産地にこだわるのはどんな人?
若い頃は、気にしていなかった人も…
食料品は、安さだけでなく安全も重要だ。判断基準として、原産地にこだわる人も多いだろう。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,361名に「買い物について」の調査を実施。
「食品を買うときには、原産地を確認する」と答えた人は、全体で47.8%。半数近くもの人が、原産地にこだわりながら買い物しているのだ。
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■若者は原産地を気にしない
性年代別では、男女共に20代が少なくなっている。
若い頃はまだ、原産地を気にしないようだ。
「お金がないので、格安スーパーを活用している。職場の人が『あそこは、原産地を見たら買えない』って言ってたけど、僕はまったく気にしないので」(20代・男性)
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■家族のことを考えて
女性は30代以上になると、半数以上が原産地を気にするようになる。特に専業主婦(夫)は、6割以上と高い割合だ。
「一人のときはあまり気にしてなかったけど、今は家族の健康を考える。そうすると自然と国産に、手が伸びるようになった」(40代・女性)
「私たちのような主婦が考えたところで、どれが安全なんてわからない。それでも周囲が『安全』と思っているものを買ってしまうのは、気持ちだけでも安心したいのかも」(30代・女性)
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■目には見えないから…
原産地にこだわらない人からは、「外食はどうするのか」との意見も。
「どこで生産されたものかを完全に把握するなんて、無理な話。外食なんて、なにを使っているかわからないし。だからそこまで気にすることは、ないんじゃないのかなと思う」(30代・男性)
検査をしているから、大丈夫と思っている人もいる。
「日本に輸入される時点で検査に合格しているから、それほどやばいものはないと信じているんだけど…。目には見えないものだから、なにを信用するかはそれぞれの価値観でしかない」(40代・女性)
専門家でもない人が、売られている食品の安全性を見抜くのは困難だ。一般的に安全だと言われるほうに手が伸びるのは、無理もない話である。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,361名 (有効回答数)