宇宙旅行をしてみたい? ヤマトや999を観ていた元少年たちが…
僕らが生まれてくる、ずっとずっと前にはもう。
地球という小さな星に生まれた人間は、大きな文明を築き上げた。しかし、小さな地球を飛び出して宇宙へと旅立てるのは、現在のところ選ばれし者だけだ。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,477名に「宇宙旅行について」の調査を実施。
「宇宙に行ってみたいと思う」と答えた人は、全体で27.8%。安全性への不安もあることを考えれば、なかなか高い割合だといえる。
■宇宙世代の男性には人気
性年代別では、40代以上の男性が高い割合になっている。
アポロ11号が月面に着陸したのは、1969年のこと。50代以上の人たちは、リアルタイムで観ていた世代だ。
またアニメでは『銀河鉄道999』や『宇宙戦艦ヤマト』など、宇宙を舞台にしたものが人気に。宇宙への憧れは、幼い頃の思い出から自然に身についたのだろう。
「他の星に生命体がいるかとか、考えただけでもわくわくしてくる。まだまだ謎に包まれた部分も多いから、それを調べている人たちは本当に楽しいと思う」(40代・男性)
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■チャレンジャー号の爆発を思い出し…
宇宙旅行をしたくないと答えた人の中には、チャレンジャー号の爆発が記憶に強く残っている人もいる。
「小学校の頃にチャレンジャー号の爆発をニュースで観て、子供ながらにかなりショッキングな光景だと思った。
今のスペースシャトルはもっと高性能になっているんだろうけど、あの映像のせいで、怖いってイメージがずっと消えない」(40代・女性)
安全性があるのか、心配との声も多い。
「飛行機くらいの安全性が保証されるなら行ってみたいと思うけど、まだ未知のものって感じがする。そう考えると初期に飛行機を利用した人は、すごい勇気があると思う」(30代・女性)
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■民間の宇宙旅行はすぐそこに
アメリカのヴァージン・ギャラクティック社が計画している宇宙旅行はすでに募集が行なわれ、700人以上が料金の支払いを済ませている。民間の宇宙旅行の実現は、すぐ目の前まできているのだ。
地上110kmの宇宙空間を数分間楽しめるだけのものだが、これでも十分な進歩である。ただ、子供の頃に憧れた宇宙は、もっと大きなものだとの声も。
「宇宙を舞台にした映画やアニメは、他の星に着陸していたから。そして生命体がいて、文明もある。現実にありえない世界だからこそ、魅力的だったんだろう」(40代・男性)
これから先、人々は、どこまで宇宙を知ることができるのか。期待がさらに膨らむところだ。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,477名(有効回答数)