生活保護女性に「胸が大きいですね」 立場を利用したセクハラの実態に唖然
セクハラしても停職3ヶ月なのだから、罪は軽い。
20日、東京都江戸川区は担当する生活保護受給者の女性計6名に、性的な発言をしたり、私的なメールを送るなどの行為で、福祉事務所に勤務する男性主任(55)を停職3カ月の懲戒処分にしたことを発表。
立場を利用した卑劣な行為に、ネットでは怒りと呆れの声が噴出している。
■担当する女性たちにセクハラ発言
「産経ニュース」によると、男性主任がセクハラ行為を働いたのは2年前の平成28年4月から今年5月にわたって。ケースワーカーとして担当していた女性たちに「胸が大きいですね」などと発言したり、業務に関係のない電話、メールを繰り返していたという。
被害を受けた女性が5月24日、「前担当者から言葉による性的な嫌がらせを受けていた」と区に相談し、発覚。被害にあった女性の中には「生活保護が打ち切られてしまうと困るので言えなかった」と話している人もいるという。
この件に関し、主任は事実を認めた上で、「親しくなるための冗談だった」「相手が不快になると思わなかった」「恋愛感情をもっていたのでやってしまった」などと話しているという。
6人全員に、恋愛感情を持っていたのだろうか…。何から何まで信じられない話だ。
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■厳しい声が相次ぐ
このニュースに対し、ネット上では厳しい声が続出。
・親しくもない女性に「胸が大きいですね」なんてよく言えるな
・胸が大きいですねって言うと、親しくなれると思ってるって、ドンだけ痛い人?
・相手の立場が弱いことを利用してやってたんだろ。なんて卑劣なんだろう
・この職員ダメだこりゃ
・業務の話しかしないのに、それ以上親しくなってどうする
・保護を受けてる立場の弱い人ってわかってたんだろうな
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■10人に1人が「セクハラ願望アリ」
しらべぇ編集部が全国の20~60代の男女1,358名を対象に「セクハラ」について調査を実施したところ、全体で11.4%の人が「セクハラをしたいと思ったことがある」と回答。
実際に行動に移すかはさておき、「セクハラ願望」のある人は一定数存在していることがわかる。
胸の大きい女性にそれを告げて、どのように仲良くなれると思ったのか。人の人生を左右する職につく者として、今回の件は決して許される行為ではない。
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1,368名(有効回答数)