誰よりも苦労をしていると思っている人に… 「他人と比べても」の声も
なぜ苦労ばかりで、幸せにはなれないのだろうか。
自分と他人の人生を比べて、「なんて自分は、恵まれていないんだろう」と嘆いている人もいるだろう。そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,361名を対象に調査を実施した。
「自分は人よりも苦労をしているほうだと思う」と答えた人は、全体で36.7%。どのような面で、不満を抱えているのだろうか。
■就職氷河期の苦労
性年代別で一番多いのが、40代男性である。40代前半はちょうど、就職氷河期を経験した世代。社会に対して思うところは、たくさんあるだろう。
「大学を卒業しても就職先が決まらず、ずっとフリーターをしていた。30歳でようやく正社員になったけど、会社がブラックで精神的にやられ退社。今は社会復帰して働いているけど、そんな経歴なので収入が低くて…。将来を考えると、不安感しかない」(40代・男性)
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■嫌なことばかりに目を向けすぎなだけかも
誰でも、苦労を感じながら生きている。
「環境の格差は確かにあるだろうけど、誰でもつらい経験はしている。それでも表向きに暗い部分を出さずに、人に優しくできる人はすごいなと思う」(30代・女性)
嫌なことばかりに目を向けて、幸せに気づけないパターンも。
「寂しさやつらさをアピールする人は、すべてを悪いように受け取っている。楽しいことがあったとしても、その中から無理にでも嫌なことを探す感じ。そんなことをしていては、いつまで経っても幸せにはなれないと思う」(20代・女性)
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■人と比べると不幸に目がいきやすい
婚約破棄の経験がある人は、半数以上と高い割合になっている。
確かに結婚が破談になったのは、かなりの苦労に違いない。
「人と比べるのは人間の性なのかもしれないけど、上を見ても下を見てもきりがない。誰かを羨むと自分の足りない部分に目がいってしまい、不幸だと思えてくる。どうせなら、同じような境遇なのに幸せそうな人を意識すれば、少し希望が出てくるのでは?」(30代・男性)
今の状況から、幸せと思えることに目を向けるのが大切なのだろう。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,361名 (有効回答数)