堀江貴文氏も苦言の「リクライニングシートの角度」 思いっきり倒すのは非常識?
揉め事もたびたび発生するリクライニングシート。思いっきり倒すのは常識外?
先日堀江貴文氏が、自身のTwitterで新幹線内で前の座席に座っていた人間が「席を倒していいですか」と聞いてきたことについて、「ウザイ」「勝手に倒せ」と激怒したことが話題に。
「気持ちはわかる」と肯定的な声もあったが、「気を使ったのに怒ることはない」との意見も。このような「前に座る人のリクライニングシートの角度」は、たびたびトラブルの原因になっている。
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■リクライニングの角度を巡って揉め事も
リクライニングシートの角度については、以前ある市議会議員が飛行機内で後ろの乗客と口論となった上に大暴れし、辞職に追い込まれたこともある。
座席を倒すことを不愉快だと思う人がいるため「一声掛ける」人も多いのだが、堀江貴文氏に言わせると「勝手に倒せばいい」ようだ。
実際のところ、利用者はどのように考えているのだろうか?
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■思いっきり倒すのは常識がない?
しらべぇ編集部では全国の新幹線・飛行機を利用したことがある人1,172名に「リクライニングシートの座席」について調査を実施。
結果、「そう思う」と答えた人は43.0%。「理解はできる」の34.6%を合わせると、77.6%がリクライニングシートを思いっきり倒すことについて否定的な意見を持っている。
一方「違和感がある」は17.1%で、「おかしいと思う」人はわずか5.3%で、目一杯倒すことに肯定的な人は22.7%。やはり、多くの人は「常識外の行動」と感じているようだ。
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■利用者の意見は?
出張で新幹線や飛行機をよく利用するというNさんに意見を聞いた。
「リクライニングシートを思いっきり倒されると、当然後ろの人間はスペースが狭くなる。いい気分はしないですよ。一声掛けられたって『ふざけんなよ』と思う。
でも、声をかけてくる人は常識を持っているので、だいたい少ししか倒さない。逆にすごく偉そうなオジサンや子連れなどは、思いっきり倒してくる。
そもそも、後ろの人間が不愉快に思うほど倒れるシートが問題。早急に改善してほしい」
声かけの有無にかかわらず、リクライニングシートを思いっきり倒すことについては、常識外と思っている人が多いのが現実。
どこまで倒すかは個人の自由だが、他人が不愉快にならない角度にとどめたほうが、トラブルを防ぐことができるのは間違いないだろう。
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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
対象:全国20代~60代の新幹線・飛行機に乗ったことがある人1,172名 (有効回答数)