受刑者が「熱射病」で死亡 名古屋刑務所で起きた惨事に「そりゃ死ぬわ」の声
冷房なしで苦しんでいるのは、子供だけでなく受刑者も同じ?
24日、愛知県みよし市の名古屋刑務所で、服役中の40代の男性受刑者が「熱射病」で死亡していたことが判明。
受刑者が置かれていた環境と、死亡時の状況が、ネット上で注目を集めている。
■冷房なし、スポドリは1日1回
「東海テレビ」によると24日午前5時半頃、受刑者が単独室の中で嘔吐した状態で横たわっているのを、巡回していた刑務官が発見。病院に搬送もおよそ1時間後に死亡が確認され、熱中症より重い症状である「熱射病」と診断された。
なお、この受刑者の部屋には冷房がなく、暑さ対策も廊下から扇風機で風を送ったり、受刑者全員に1日に1回スポーツドリンクを与えたりするなどしていただけだった。一方、男性受刑者が亡くなった日は、午前6時半の時点で気温が34度あり、非常に暑い日だった。
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■「そりゃ死ぬわ」
この報道に対し、ツイッター上では刑務所の責任を問う声や、「扇風機や1日1回のスポーツドリンクで暑さは防げない」と指摘する声が相次いだ。
・刑務所による殺人じゃないか
・「1日に1回」は、こまめな水分補給とは言いがたい感が
・これって、過失致死罪とかにならないのだろうか
・そりゃ死ぬわな
・扇風機だけだとな…
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■2割が熱中症経験アリ
しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,342名に「熱中症」について調査したところ、約2割が「経験あり」と回答した。
今回死亡した受刑者が当てはまる40代男性は、平均レベルの2割だ。
命を守ろうにも、その術を与えられていない人は、子供たちだけでなく、受刑者にも多いのかもしれない。
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1342名(有効回答数)