猫の町・尾道で野良猫が大量去勢 「猫との共存」のあり方を考える人が相次ぐ

「人間のエゴ」について改めて考える人も。

地域

2018/07/31 16:30

猫はネットで騒がれすぎ
(©ぱくたそ/写真はイメージです)

野良猫の繁殖防止を目的とした一斉不妊去勢が尾道市の市勤労青少年ホームで行なわれ、122匹が手術を受けた。

猫と人間の共存をめぐる問題に、ネットでは様々な考えが出ているようだ。

 

■122匹が去勢・不妊手術

毎日新聞」によると、広島県が一斉不妊去勢を実施したのは今回が初めて。野良猫や首輪を付けた地域猫が持ち込まれ、不妊や去勢手術を受けた。また、耳には手術済みを示すカットが入れられたという。

大林宣彦作品で幾度となく舞台となった坂の町・尾道は、近年「猫の町」として観光客から人気を集めている一方で、大量繁殖や糞尿による被害をめぐって、世話をする住民と反対派の間で対立が起きている。

 

■殺処分を避けるための去勢・不妊

去勢・不妊と聞くと「かわいそうに…」と思う人もいるかもしれないが、野良猫が多くなると、それだけ「殺処分される猫が増える」という問題がある。

例えば全国有数の殺処分数を誇る長崎県内では、15年には犬猫合計で4370匹が殺処分で生涯を終えたのだが、この大きな要因のひとつとされるのが野良猫の多さ。猫好みの温暖な気候であることから、他の地域と比較して繁殖しやすいのだ。

一方、尾道も温暖少雨な気候で知られ、一度行けばわかるが坂道が非常に日向ぼっこに適している。そういう意味でも、今回の一斉不妊去勢は、大きな意味を持つと言える。

次ページ
■「必要なこと」「頭が下がる」

あなたにオススメ