いつかは克服できる? 自分は親の子育ての失敗作と思っている人たち

メンタルが不安定…

2018/08/05 15:30

(spukkato/iStock/Thinkstock)

人格形成の上で、親の存在は切っても切り離せない。過干渉や無関心などから、精神的な成長をさせてもらえない子供も多く見られる。

そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,477名に「親について」の調査を実施。「自分は親の子育ての失敗作だと思う」と答えた人は全体で23.7%と、約4人に1人もいることが判明した。



 

■20代女性が最多

性年代別では、20代の女性が一番多い割合になっている。

自分は親の子育ての失敗作性年代別グラフ

まだまだ多感な年頃だけに、親との関係が上手くいってなかった人はメンタル面に問題を抱えることも。

「うちの親は自分の思い通りにならないと、人格まで否定する。こちらの気持ちなんて全く無視で、私たちは自分の意思を持つことさえ許されなかった。


私も妹も自己評価がとても低く、精神的に安定していない。成人した今でも親は同じような対応なので、一生このままなのかなと思う」(20代・女性)


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■年をとっても親の過干渉は変わらず

年を取っても、親が変わることはあまりないようだ。

「母親と2人で実家暮らしをしているけど、今でも過干渉。ちょっと帰りが遅くなっただけで『今、どこにいるの?』って連絡がくるし、残業でさえ連絡しないと心配する。


母はずっと父に依存してきたから、今は、私が頼りなんだと思う。ただ、それなら『結婚は?』とか言わないでほしい。今の状態で私が家を出たら、一番困るのは母なのに…」(30代・女性)


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■親と距離を置くことで…

親と距離を置くことで、自分を持てた女性も。

「親と物理的な距離を置くことで、だんだんと自分の意思を持てるようになった気がする。


毒親に育てられた人は自立心が養われていないから、一人暮らしが怖い人も多いと思う。私は親の反対を押し切って、県外に就職先を見つけたのが良かった」(30代・女性)


皮肉にも親の死が、精神的な安定につながった人もいる。

「諸悪の根源である父が亡くなったことで、ようやく精神的な安定が得られた。親の死をプラスに思うのは、良くないことだけど…」(40代・女性)


残念ながら、子供は親を選ぶことができない。故に、毒親に育てられた子は苦労をする。そんな人たちにも、いつかは幸せになってほしいものだ。

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(文/しらべぇ編集部・ニャック

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2018年5月18日~2018年5月21日
対象:全国20代~60代の男女1,477名(有効回答数)

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