名優・津川雅彦さんが78歳で死去 芸能関係者やファンが次々に哀悼の意
津川雅彦さんの突然の訃報に芸能関係者・ファンから惜しむ声
8日、俳優の津川雅彦さんが心不全のため、4日に亡くなっていたことがわかった。78歳だった。
■数多くの作品に出演
津川雅彦さんは映画『狂った果実』で本格デビューすると、すぐにスターに。その後不遇の時代を迎えるが、二枚目・悪役・渋い脇役など幅広く活動し、『マルサの女』『あげまん』など伊丹十三監督映画作品への出演でその地位を不動のものとする。
TVドラマも数多くの作品に登場。なかでも徳川家康ははまり役として知られ、『独眼竜政宗』『葵徳川三代』(NHK)など多数の番組で演じた。「徳川家康」と聞くと、津川さんの顔を連想する人も多い。
そして近年は保守派の論客としても活動し、『たかじんのそこまで言って委員会』(読売テレビ系)では、リベラル陣営とたびたび激突していた。
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■4月に愛妻の朝丘雪路さんを亡くしていた
津川雅彦さんは4月に愛妻の朝丘雪路さんを失っており、最後の公の場も、その件に関する記者会見だった。
会見では肺炎のため鼻にチューブをした状態で臨み、体調については「大丈夫じゃない」「僕より先に死んでくれて良かった」と弱気とも取れるコメント。その病状が心配されていたが、残念ながらこの世を去った。なお既に葬儀は近親者で済ませているという。