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末期がんの妻を殺害した夫に執行猶予 追い詰められた結末に「切なすぎる」の声

妻に心中を持ちかけ、承諾を得て犯行を遂げたということだ。

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(Koji_Ishii/iStock/Thinkstock)

そこには夫婦にしか分かりえない世界があったのかもしれない。末期がんだった妻の承諾を得て殺害した夫に、懲役3年、執行猶予5年の判決が下された。

インターネット上では、「相当追い込まれていたはず」「切なすぎる」などの声があがっている。

 

■夫から心中を持ちかけて殺害

埼玉新聞の報道によると、夫(63)は昨年12月19日に、妻(61)の承諾を得て、首を包丁で数回突き刺し殺害。「自分から心中を持ちかけて犯行を遂げた」とされている。

承諾殺人の罪に問われた夫に対し、裁判官は、「心中という選択を回避するために手を尽くしたのとは到底言えない」と指摘した。

しかし、がん患者の妻を看病して、病院に付き添うなど、献身的に支えても病状が好転しなかったことを考慮。「前途を悲観して心中を考えるようになった心情は理解できないことはない」としたとのことだ。

 

■追い詰められた結末に同情の声

今回の報道を受け、女性向け匿名掲示板『ガールズちゃんねる』には、「奥さんも悲しかったはず」「切なすぎる」などのコメントが寄せられている。

闘病生活を送る妻と、それを見守る夫の追い詰められた結末に、同情せずにはいられないようだった。

「闘病キツいのはわからなくないが、末期ならそんなに長くは生きられない。旦那が犯罪者になって、かえってかわいそう」

 

「老老介護もこういうの多いよね。なんかやるせない」

 

「頼まれたわけじゃないんだね…。自分から持ちかけたなんて…。相当追い込まれてたんだろうな」

 

「奥さんも病気で辛くて、同時に自分のせいで夫も憔悴していく姿は悲しかっただろうな…」

 

■執行猶予付きの判決に疑問の声も

一方、承諾殺人の罪に問われた夫に、執行猶予付きの判決が下されたことに疑問の声も。それに対しては、「夫婦にしかわからない問題がある」との意見も見られた。

「いやいや。それでも執行猶予は甘いでしょ。殺人だよ?」

 

「こういう事件は部外者には難しい」

 

「いくらなんでも執行猶予はね。そもそも承諾殺人かどうかなんて、どうやって証明できるんだ?」

 

「事情があったにせよ、殺し方が…。首を刺すなんて大量出血じゃん。首を絞めるとかほかにあっただろうに、こんな惨い殺し方しといて執行猶予なんて」

 

がんを患った本人はもちろん。その苦しむ姿を見ることしかできない家族も、心を疲弊していく闘病生活。今回のような、やるせない結末に至るまでには、ふたりにしかわからない事情があったのだろう。

・合わせて読みたい→娘へのわいせつ行為を続けた父親に懲役6年 「妻と娘の猶予判決嘆願書」に疑問の声

(文/しらべぇ編集部・音無 まりも

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