ドラマ『ケンカツ』OP曲『Sunny』を歌う安田レイ 「この夏の思い出となる一曲に」
TBSドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』のOP曲を歌う歌手の安田レイを直撃。
■母が好きな宇多田ヒカルがきっかけ
音楽の楽しさに目覚めたのは6、7歳の頃。母との経験がその根底にある、と教えてくれた。
安田:両親とも音楽が好きで、いつも爆音で音楽がかかっているような環境だったんです。母が宇多田ヒカルさんのファンで、小学校1年生くらいに母が聴かせてくれた『First Love』が、人生を変えてくれた1曲になりました。
それまで、ただ音楽が好きだったのが、「私もシンガーになりたいんだ」って気づいて。そこから「歌う人になりたい」という目標は、1ミリもブレずにやってくることができました。
最初は宇多田さんだったのですが、その後、竹内まりやさんとかLOVE PSYCHEDELICOさんとか、母が好きで聴いていたアーティストの方が私の根っこの部分になっていると思います。
当時はアメリカンスクールに通っていて、まわりに音楽好きの友達も多かったので、小学校3年生くらいのときに一番ハマっていたのは、アッシャーとか、アリシア・キーズとか。R&Bやブラックミュージックの要素がある楽曲に触れて育ちました。
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■小学生のとき『元気ロケッツ』に
音楽好きだった少女は、2013年にソロデビューするまで、元気ロケッツのボーカルを務めることになる。
安田:オーディションを受けたのですが、歌ではなくミュージックビデオ出演のオーディションだったんです。小学校の帰りだったのでランドセルを背負って行ったら、まわりは170cm以上あるお姉さんとか、金髪のきれいな女性ばかりで、「すごいところに来ちゃったな…」って弱気でした。
でも少ししたら連絡があって、「歌も参加してみませんか?」って誘われて。
安田の活躍を、その音楽的なルーツにもなった母はどう見ているのだろうか。
安田:母はミュージシャンではなかったのですが、若い頃にレコード店で働いていたみたいで、今でも音楽が大好きなので、私の活動を喜んでくれてるのかな…。でも、厳しい人なので、ライブを見た後、「あの曲のあの部分はピッチが…」って言われたりします(笑)。
■この夏の記憶となる曲に
ドラマの放送が始まり、SNSなどで安田本人にもファンからの声が届き始めている。
安田:ドラマの第一話がオンエアされたときは、いちばんドキドキしましたね。いつも応援してくださるファンの方からは、「レイちゃんぽい曲だね」「夏っぽくて気持ちいい」って、コメントいただきました。
すごく嬉しかったのは、今まで私を知らなかった方がドラマから知って、「いい曲だね」「ファンになりました」など、コメントしてくれたことです。『Sunny』は、14日に配信がスタートして、22日にCDがリリースされます。先日、新宿で初披露しましたが、早くライブでも聴いていただきたいですね。
音楽って、記憶と深く結びつくものだと思います。いつか、今年の猛暑を振り返るときに、『Sunny』という曲を思い出してもらえたら嬉しいです。
https://www.youtube.com/watch?v=LTMcsBWlBK0
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