ゆずの『夏色』にもある自転車の二人乗り 交通違反ではあるけれど…

青春も思い出に、よく描かれている。

2018/08/14 11:00


(ferlistockphoto/iStock/Thinkstock)

ゆずの『夏色』の歌詞には、彼女と自転車の二人乗りをする光景が描かれている。青春時代を思い浮かべる名曲だが、「違反行為だ」とのツッコミを聞いたことがある人も多いだろう。

しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,357名に「自転車について」の調査を実施。

「自転車の二人乗りをしたことがある」と答えた人は、全体で26.8%。たとえ違反行為でも、4人に1人は二人乗りを経験しているのだ。



■今まで彼女がいなかったから…

性年代別で見ると、20代男性が他に比べて少ないのが印象的だ。

自転車の二人乗り性年代別グラフ

恋愛に縁がないために、自転車の二人乗りもできなかったという人も多い。

「自転車の二人乗りって言ったら、学生が彼女を乗せるイメージがある。僕は今までずっと彼女がいないので、二人乗りとは無縁の人生を送ってきたから」(20代・男性)


まじめな男性からは、次のような批判も。

「そもそも違反だから、楽しかった思い出みたいにするのは『昔は悪かった』って自慢するおじさんと変わらない気がする」(20代・男性)


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■学生時代の淡い思い出

やはり学生時代に、恋人と二人乗りした思い出がある人も多い。

「高校は自転車通学で、彼女を後ろに乗せて一緒に帰ったのが懐かしい。制服で自転車の二人乗りをするのは、学生時代しかできないこと。


今もたまに同じようなことしている高校生カップルを見ると、うらやましく思う。もう、あの頃には戻れないから…」(30代・男性)


大人になってから、二人乗りの危険性を実感した人も。

「自転車で家に向かっているときに、徒歩で帰る妻を発見。冗談で『乗る?』って聞いたら後ろにまたいできたので、少しだけ走ることに。


するとよろけてしまい、もう少しでこけそうだった。昔は平気にやっていたけど、禁止される意味がとてもわかった瞬間だった」(30代・男性)


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■子供を乗せて三人乗り

二人乗りは基本的に違反だが、例外がある。都道府県によって条件は変わるが、運転者が大人であれば、幼児を乗せることは可能なのだ。母親が子供を前後に乗せて走るのは、街中でよく見る光景だろう。

「子供がいれば、二人乗りや三人乗りは当たり前。ただ最初のうちは、普段と違う感覚が怖かった。


『このままコケたら、子供が大変なことになるから』って気持ちを常に持って、なんとか乗り切っていた感じですね。しばらくすれば、慣れてきたけど」(30代・女性)


あまり子供を乗せることのない男性は、大変さがわからないようだ。

「子供を乗せるための自転車を買うときに、私は電動アシスト自転車がいいって言ったんです。でも夫に『別に普通のでいい』と反対され、やむなく断念。


それからしばらくして夫が初めて、子供を乗せて自転車に乗ることになったのですが…。慣れていないので、かなりフラフラの状態でした。


そのときに夫が『なんで、電動自転車にしなかったの?』って言ってきたけど、あなたが反対したんでしょう…」(30代・女性)


自転車の事故が問題になっており、無理な運転は自分だけでなく相手を巻き込むことにもなりかねない。青春の思い出よりも、安全を優先して欲しいものだが…。

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(文/しらべぇ編集部・ニャック

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2018年7月13日~2018年7月17日
対象:全国20代~60代の男女1,357名(有効回答数)
恋愛子供青春自転車調査
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