体操女子・リオ代表選手にコーチが馬乗りで頭を殴打 「暴力では強くならない」と怒号

リオデジャネイロ五輪女子団体メンバー、宮川紗江選手が、コーチから暴力を受けていたことがわかった。

2018/08/16 18:00

体操
(samards/iStock/Thinkstock/写真はイメージです)

リオデジャネイロ五輪女子団体メンバー、宮川紗江選手(18)が、速水佑斗コーチ(34)から暴力行為を受けていたことが発覚した。

インターネット上では、速水氏の指導方法に対し、「暴力では強くならない」など怒りの声が相次いでいる。



 

■小学5年生からコーチとして指導

報道によると、宮川選手が、マンツーマンで指導を受ける速水氏から殴るなどの暴力を受けていたことが発覚。過去には、1時間以上立たせて説教するほか、髪の毛を引っ張り、馬乗りになって叩いた目撃証言もあるという。

時期は明らかにされていないが、速水氏の暴力行為を複数人が目撃し、報告を受けた日本体操協会が調査に着手。速水氏本人に聞き取りをし、事実関係を認めたため、無期限の登録抹消処分に至った。

宮川選手は小学5年生から速水氏にコーチを受け、リオ五輪では団体メンバーとして4位入賞を果たしている。


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■「暴力での指導」に怒りの声相次ぐ

今回の報道を受け、「Yahoo! ニュース」では、速水氏の指導に対し、怒りの声が続出。「傷害事件だ」「暴力では強くならない」といったコメントが寄せられている。

「体育会という名の暴力体質がこれを機に改善されるといいと思います。指導方法を真剣に勉強していれば、暴力に走ることはないはず」


「はじめ、一報を聞いて、まあ最近は何でもかんでもダメダメって言うのもなぁ…、ちょっとは選手も我慢しないとと思っていましたが、これは酷い。傷害事件になっても、おかしくないんじゃないでしょうか」


「なんでこんなやつが指導者?? いつの時代でも殴って強くなることなんてないだろ」


「この人をまずコーチにすること自体が間違いだと思います。この人色々やってそうですね。徹底的に調べるべき」


「馬乗り、殴打でも選手は強くなりませんよ。このコーチも若い頃から殴られて育って、そして結果を出してきたんだろうな。残念な指導だ」


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■教育やしつけに「体罰」は必要?

しらべぇ編集部では以前、全国20~60代の男女1,353名を対象に、「体罰」についての調査を実施。「自分もそうだ」「共感する」「理解はできる」を合わせた、「教育やしつけに『体罰』は必要ない」と考えている人は、74.7%という結果になっていた。

 

髪の毛を引っ張る、馬乗りになって叩く…など、宮川選手が受けた数々の暴力行為。それを「指導」とすることには、多くの人が疑問を感じずにいられないようだった。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2017年12月15日~2017年12月18日
対象:全国20代~60代の男女1,353名(有効回答数)

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