「果物送る」新手のオレオレ詐欺が増加 「悪知恵働きすぎ」と驚愕の声
練られた詐欺テクニックに驚き、呆れる。
息子や親族を装って、金銭をだまし取ろうとする行為を「オレオレ詐欺」と呼ぶ…というのはもはや周知の事実だろうが、近頃、その発展形とも言える詐欺が首都圏を中心に拡大しているという。
それは、「フルーツを送る」と電話をした後、現金をだまし取るという手法だ。一体、どういうことか?
■「フルーツ送る」で安心させる?
報じたのは「読売オンライン」。
先月26日、東京都品川区の女性(71)が電話に出ると、長男を名乗る男が「家に桃を送るからね。明日、農園から電話があるから」と語り、翌日実際に農園を名乗る電話があり、「送り先を確認させてください」と住所を尋ねられたという。
だがこれは罠。それから約30分後、再び長男役から「会社の金を使い込んだ」と電話があり、女性はなぜか自宅近くに現れた、息子の同僚を名乗る男に現金100万円を渡してしまったのだ。
フルーツの話でワンクッション置いて高齢者の警戒心をとき、また同時に住所を聞き出すことで、スムーズな金銭の受け渡しにつなげるのがこの手口の狙いとみられる。日常的な会話の中に詐取の伏線を仕込むという、ある意味非常に練られた作戦と言えるのではないだろうか。
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■「悪知恵がすごい」と驚愕の声
この報道に対し、ネット上では「悪知恵がすごい」「次から次へと…」など、詐欺師たちの創意工夫に驚き、呆れる人が続出。
・悪知恵働く人ってすげえな。それ善意に向かないかなー向かないんだねー
・次から次と新しく人を欺ける知恵と労力、他に活用できないものか?
・少し前に代引きの荷物の詐欺の応用編かなぁ
・最初の息子からの電話を受けた時の対応が大事
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■詐欺被害経験者は2割
ちなみに、しらべぇ編集部で全国の男女20~60代1,400人を対象に調査したところ、21.9%が「詐欺にあったことがある」と回答している。
今後、全国に被害が拡大していくとみられるこの手口。くれぐれも注意してほしい。
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20~60代の男女1400名(有効回答数)